見出し画像

想像力

前の日曜日に、奈良の橿原考古学研究所附属博物館に行ってきました。
以前放映されたNHKスペシャルでも紹介されていたのですが、富雄丸山古墳から出土した蛇行剣が特別公開されているというので、興味があって見学してきました(上の写真が蛇行剣です)。

橿原考古学研究所附属博物館に行ったのは初めてだったので、その特別公開されていた蛇行剣の他にも、常設で展示されている数多くの出土品を見学しました。

今回出土した蛇行剣は、長さが2メートル以上あり、4世紀後半に造られたとされています。この4世紀という時代は、日本の国がどのような状態にあったのか、まだよくわかっていない部分が多いらしく、数少ない日本史の知識を駆使しながら、一体どんな時代だったのか想像しながら見学させていただきました。

見学した後ふと思ったのですが、この想像力という力は会計士・税理士の仕事でも非常に重要な力だと改めて気づかされました。業務自体は事実や各種規定に則って淡々とやっていくのですが、資料を拝見したり、お客様とお話したりしながら、このお客様はいまどのような状況でいらっしゃるのか、この取引の実態はどうなっているのか、お客様にとって最善の策は何なのか、といったことを必死になって想像して、色々と規定や文献などで調べた上で、必要に応じて的確なアドバイスや提案を行っていく、この繰り返しが会計士・税理士としての付加価値を高めていく、という基本を思い出しました。

私の場合、想像ばかりしてなかなか実行に移せないことが最大の課題なのですが、、、
この基本に立ち返ってまた仕事に励んでいきたいと思います。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?