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【ザ.ノンフィクション】(中国編#3)真昼間から強盗に襲われた話

あるニュースが目に止まった…

中国天津の伊勢丹が2024年2月で閉店と
言うニュース。今や都会の天津も当時は
唯一の日系百貨店であり、いわゆる富裕層
しか来ない場所であった。日本食材も
入手可能であり日清ラ王が800円くらいした🤣

当時いた日本人には非常に懐かしい場所だろう
しかし私には苦い思い出の場所なのだ…
なんせ人生初の強盗に襲われた場所なんだから

中国に来てまだ3ヶ月くらいだったろうか
噂の伊勢丹に一度は行ってみたいと思いながら
中々その機会がなかったのだが、その日は
たまたま伊勢丹付近の顧客を訪問。

その後の予定も無かった私は
ちょうど良い伊勢丹に行ってみよう!
思うのであった。待たすのも落ち着かないので
運転手にはタクシーで帰ることを伝え
帰ってもらうことにした。

さあ、ゆっくり買い物をするぞ!
と思った時ある事に気づいた

「お金がない」

しかしさすが伊勢丹だ!建物の中では
ないが建物の横にATMが設置されている

「そこで下ろしてから買い物しよう」

因みに日本と違うのは中国は建物の外にも
普通にATMがあります。
そして良い写真が無かったのですが、
外にあるATMは広めの電話ボックスみたいに
なってて鍵がかけれます。

※キャッシュカード💳で開錠する仕組み

伊勢丹横のATMも同じで広めの電話ボックスに
2台のATMが並んでいた。

迷わずATMに向かった私はあることに
気づく電話ボックス風のドアが開きっぱなしだ

どうやらドアが壊れてるみたいだ。

一瞬嫌な感じはあったが中国ではよく見る
光景だったので、さっさとお金を下ろして
買い物をしようと電話ボックス風に入り
左のATMでお金を下ろすことにした。

すると右のATMにも1人の男が来て
同じようにお金を下ろしはじめた。
更にもう1人の男が来て入口前に立ち往生

やばいな、、、なんか変だ
右側と背中越しに嫌な雰囲気を感じた…
私は下ろした札を財布ではなく
内ポケットにそのまま入れた、
深呼吸して振り返る

右側の奴が私の手を掴み
背中にいた奴は手を広げて通せんぼの体勢だ

一瞬のことに何も考えられなかったが、
最初からヤバいと感じていた私の本能が
逃げろ!出口を目指せと体を動かした。

引っ張られながら何とかボックス風を脱出
私をもう捕まえられないと思った犯人2人は
反対側に逃げていった。

中々強盗に襲われた人はいないだろう
その時の感想を語るとしたら、

事故を起こした時みたいな何か
めちゃくちゃスローモーションでした。
神経が研ぎ澄まされる的なことないですか?

一瞬の出来事だったのに
咥えタバコ🚬しながら手を広げている
犯人を認識することができていた。
そして逃げ切った後、足がめちゃくちゃ震えて
立ってるのに必死だったのを覚えてます。

後にも先にも怖い経験はこれだけですが、
当時はまだ行ったばかりだったので
これが海外の洗礼か、、、
日本って凄く治安良かったんだなと
日本人である幸せを噛み締めたのであった。

日本に生まれた時点でまあまあ勝ち組ですよ!

【その他中国編】

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