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話すのが苦手だった私。改善した私。変われた理由は。

 人との会話ややりとりが苦手と思っている人はいると思います。何を話せばいいのか、会話が続かない等。人それぞれ悩みがあるかも知れません。

さらに現代社会ではスマートフォンを使ったり、ゲームをしたり、テレワークにより、対面での人とのコミュニケーションが少なくなってきています。

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私は20代前半の社会人1年目のころ、人と話すのが苦手で同期の人たちとなかなか話すことが出来ていませんでした。

今でも少し、コミュニケーションが取りにくいなと思う場面はありますが、比較的気楽にコミュニケーションを取ることが出来るようになりました。

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なぜ、コミュニケーションが楽になってきたのでしょう。

ラポールが大切になってくるのでラポールに重きを置いてお伝えします。

1、ラポール形成

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 ラポールとは・・・・

「調和した関係」等の意味合いがあり、信頼関係やリラックスできる関係のことを言います。
簡単に言うと信頼関係と言われます。

ラポールを築くことにより、相手との良好な関係が築きやすくなります。また、発言した時に意見が通りやすかったり、仕事の面でも出世しやすくなるとも言われることがあります。

コミュニケーションは人生で大事であり、能力次第では人生を大きく左右させることが出来るものです。

20代のうちからラポール形成を意識して行くと、今後の同僚たちとの差をつけることが出来ると思います。

私もラポール形成を意識し始め、下記のことを意識したことにより職場での人間関係が良好になり、出世もすることが出来ました。

2、ラポールを得る為に

①相手に合わせる

1)ペーシング

 相手にペースを合わせる事です。ラポールを成立させ、維持する為には大切な事です。
まず、自分の事をアピールするのではなく、相手のペースで会話を進めていきます。

人それぞれ話すペースや話し方、声の大きさ、息遣い、感情の動きが異なります。そのペースに自分も話し方を合わせていきます。また、身振り手振りを不自然が無いように交えるとより良いです。

よく、食事をしている時に水を飲むタイミングが一緒だと安心感が得られるとか、仲のいいカップルは行動やしぐさが一緒というのも、自然とこのペーシングが使われています。

2)バックトラッキング

 簡単に言うと「オウム返し」のことです。
 ・相手の話した事実を繰り返す
 ・相手の話した感情を繰り返す
 ・時折、話の内容を要約して返すことです。

オウム返しと聞くと、ただ相手の言ったことを繰り返すと思われがちですが、相手の話した内容に対して言葉を繰り返したり、相手の感情に合わせて自分も表したり、話をまとめて伝えてあげることが必要です。

例)A:「今日友達と飲みに行ったんだ」
  B:「ふーん」
  これでは話が続きませんし、次の話も話したくなりません。

  A:「今日友達と飲みに行ったんだ」
  B:「そうなんだ、飲みに行ったんだ」
  このように繰り返していきます。ただ、繰り返しているように聞こえますが、相手から「この人は自分の話を聞いてくれている」という感情になります。その時に、相手の感情に合わせるとより相手から話が出やすくなります。

②信頼関係が成立(ラポール)

 相手に合わせて、相手からこの人と居たら安心、一緒に居たいと思ったときにはじめてラポールが形成されます。ペーシングやバックトラッキングは相手に合わせているので、不快な感情が入りにくいです。

ラポールが形成されると自分も相手も話しやすく、信頼されているので次の自分のペースに導きやすくなります。

③自分のペースに相手を導く

 ラポールが形成されたらいざ、自分の提案等をしていきます。仕事でもあってすぐに「これどうですか」「これどうなんですか」等、言われても否定したくなりますよね。しっかりとラポールが出来てから提案すると相手の話も聞こうという準備も出来てきます。その為、提案が通りやすくなるのです。 

3、顕在意識(意識)・潜在意識(無意識)

 相手の合わせるとなぜラポール形成されやすいのか。それは、顕在意識・潜在意識が関係してきます。

人の思考や行動は意識して行うことと無意識で行う2種類があります。
頭に浮かんでいることを表現するのが顕在意識、頭に浮かんでいない隠れた領域のことを潜在意識と言います。

人の中で顕在意識は1~3%、潜在意識が97~99%と言われています。私たちが意識できるのはほんの数%でしかないです。

今回、”ラポールを得る為に”でお伝えした方法は、まさに潜在意識に浸透しやすく、不快感が出にくい状態になりやすいです。

潜在意識に働きかけやすくなるとその分、無意識での安心等になるため、ラポールもコミュニケーションも取りやすくなってきます。

最後に・・・・

 スマートフォンを使ったり、ゲームをしたり、テレワークになる人が増えている中、コミュニケーションが取れないと悩む人も出てきていると思います。相手といかにかかわるか、自分から発する言葉をいかに工夫できるかで相手から見られる自分が変わってくると思います。

さらに、仕事面でも自分の提案が通りやすくなり、私も経験しましたが上司からの信頼も得られ、出世がしやすくなると感じました。
実際にペーシング・バックトラッキングを使う場合は練習が必要となりますがチャレンジしてみても良いかと思います。

20代のうちにコミュニケーションを磨いていき、同僚等に差をつけられたら最高ですね。

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