早期退職 第23話 今後について① -自分なりのいい感じのポジションを見つけたい-
自分は、失業保険等をもらいながら遊ぶという事はできなかった。これまでは、友人からのお誘い以外は基本的に自粛生活であった。今後は、体力面、金銭面等いろいろバランスを見ながら、なるべく心残りの少ない人生を送れるようにしたい。
ところで、運というものがあるが運というのは、常に頭と体を動かして頑張っている人にしか訪れないと思っている。ただし、頑張っている人すべてに訪れるものではなく、頑張っても思い通りにうまくいかない人の方が多いのではないかと思う。その中でも、もがいているうちにたまたま何かをつかんだり、たまたま何か足場を見つけたりして、うまくいく人がいる。それが運だと思う。何もしないでじっとしている人には永遠に訪れるものではないと思っている。
人生、早く自分なりのいい感じのポジションを見つけたい。それは決して贅沢をするのではなく、かといって節約ばかりとか我慢をするばかりでもなく自分なりの本当にいい感じのポジションである。
ただし、それだけでは、ギリギリの生活なのでどうしてもストレスが溜まるので、たまに贅沢してみたり、あるいはぐうたら怠けてみたりすることでバランスをとるのもいいと思う。
上を見ても下を見ても横を見てもキリがない。いくら頑張っても無理な事はいっぱいある。だからこそ自分にとって良い感じのポジションを早く見つけ、そこを中心に生活したい。大事なのは、他人からの評価でなく自分がどう思うか?どう評価するか?である。
会社人生を熱心に語る人もいるが、そこで時間を止めると残りの人生が消化試合のようで嫌だった。会社は通過点であり、人生のゴールはもっと先にあると思っている。
日本に生まれ日本で育ったのだから、これからは日本独自の四季を楽しみながら暮らすのもいいと思う。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪とこれらはすべての人に平等に与えられているものである。
定年前にソフトランディングして、その後休養・充電期間を経て再度テイクオフするのもいいかなと思うようになってきた。このテイクオフは、一生涯続けられるはずだ。
人それぞれであるが、無理して定年まで頑張った果てに墜落することだけは、ないようにしたいものだ。