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ひともしごろのごほうび⑦


 日が暮れる頃、家に帰った時、ドアをあけると神様が「おかえり」と笑顔で出迎えてくださっています。 あなたと共に過ごすため、お酒と旬の食材を使った一皿、そしてお菓子を用意して、待っていてくださっていたとしたら… 


今日1日を終えて帰ってきたあなたを、今日はどの神様が出迎えてくださるのでしょうか? さぁ、「ただいま」と言って、ドアを開けてみてください。




「おかえり~♡待ってたよ。さっ、こっちに来て座りなよ♪ぼくと一緒にお酒呑もう。」




7柱様目はお酒の銘柄をご覧になられた方は、もうお分かりかと思いますが。
ツキヨミ様です。

今回はこの『雨後の月 月光』という銘柄から、『雨が上がった後のしっとりとした空気の中、空を見上げると瑞々しいお月様が輝いている』様子が浮かんで。
「アルテミス様…」が浮かんだのですが、アルテミス様にはギリシャや周辺地域などのお酒の紹介の時にお願いしたいな、と感じまして、ツキヨミ様にお願いしました。



今回のお料理から。
お料理はひらめのカルパッチョ?です。
ベビーリーフ(まわりに松の実を散りばめました)の上に新鮮なひらめの切り身をのせて、オリーブオイルをかけて。
レモンの絞り汁とすりおろした皮、すりおろししょうが、天然塩、ホワイトペッパーを入れたジュレをのせて。


ツキヨミ様がご用意されるとしたら…。
 見た目も涼しくさわやかで、香りでも癒やされるような1品をご用意されそうだな、と感じて。
後味もさっぱりとした1品にしてみました。


ジュレのキラキラ。






続きまして、お菓子です。
お菓子は旬の梨(豊水梨)を使ったケーキです。
ツキヨミ様の『やさしく』『瑞々しく』『すっきり』としていて、『やわらかく』『豊かな』雰囲気を『梨』で感じたので、使いました。


皮をむいた梨、くるみ、たまご、太白ごま油、てんさい糖、シナモンをフードプロセッサーにかけて。
米粉を混ぜて、生地を作って。
型に入れて焼いて。
できたケーキをカットして、クリームチーズを生クリームで伸ばしたもの(グラニュー糖が少し入ってます)をはさんで。
ケーキの上にもクリームを絞って。
梨の上にグラニュー糖とレモン汁をかけて、しばらく置いておいたものをのせて。
アラザンを飾ってみました。
(ふわふわのケーキとは違い、しっとりとした固めのケーキです。)



今の時期、いろいろな種類の梨が出回ります。
私の地域ではまず『幸水』という名前の梨が出始めて。続いて、『豊水』『新水』『二十世紀梨』と続いていきます。
梨を食べ比べて見ると(私の感想ですが)、
『幸水』は甘い香りがほかのよりも香って、味もしっかりとした甘味を感じます。
『豊水』は『幸水』と違った甘味ですが、幸水ほど感じませんが、瑞々しく感じます。
『新水』はさっぱりとしていて、すっきりとした瑞々しさを感じます。
ほかにもいろいろな種類の梨がありますし、個人個人で感想も違うかと思いますが。
梨ひとつ見ても、日本には本当にたくさんの種類の梨が存在しているんだなぁ、とあらためて感じました。

生地はかためですが、口に入れるとシナモンとくるみの香りがして、おいしかったです。生地に入れた梨は味も香りもしませんでしたが、上にトッピングした梨があったので、梨の香りもしてました。
ふわふわのシフォンケーキにしてもおいしいだろうなぁ、と妄想してます(о´∀`о)
いつかツキヨミ様の雰囲気のケーキとして、作ってみたいです。







最後にお酒です。
冒頭にも書きましたが、『雨後の月  月光(大吟醸)』という銘柄のお酒です。
ラベルから見ても、『月』を想わせるような雰囲気が素敵です✨
私には甘口のように感じて、そのすっきりとした甘さがツキヨミ様のやさしい雰囲気のようにも感じました。


広島県呉市の相原酒造さんの
『大吟醸   雨後の月 月光』です。


今回、使った盃は中を覗くとこんな感じです。
底がキラキラしていて。まんまるなお月様にも、光のあたり具合で三日月にも見えます🌙✨
お月様が出ている夜に、お酒を注いで。お月様を映してみるとさらにキレイに見えるかも、と妄想してます。



今回の『ひともしごろのごほうび』、いかがだったでしょうか?
私は、また楽しませていただきました。
ツキヨミ様、ありがとうございました。 




さて、次の神様はどなたでしょうか?


ツキヨミ様の『ひともしごろのごほうび』。
こちらの銘柄と悩みました。
(広島県竹原市の藤井酒造さんの『夜の帝王  [特別純米酒]  』です。)
なぜこの銘柄とツキヨミ様が結びついたのか……分かりませんが💧
(ツキヨミ様がお好きな方、ごめんなさい💧)




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