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夜が明けたら、いちばんに君に会いに行くの感想

こんばんは。
小説を書いている、月村文美といいます。
私が小説家を目指しはじめた、憧れの「汐見夏衛」さんの『夜が明けたら、いちばんに君に会いに行く』が実写映画化しました!
知ったときは、ついにこのときがきたか、と私は唾をごくりと飲み込みました。
十二月には、汐見夏衛さんのデビュー作である、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』も上映予定です。
絶対にそちらも公開日になにがあろうとも見に行こうと思っています。
が、そのことは置いておくとして、今は『夜が明けたら、いちばんに君に会いに行く』の感想を伝えさせていただきます。
まず見終わったときに思ったのが、素晴らしかった、です。
まあ、当たり前なのですが、そう思ったわけです。
それから、どんどんいろんな感想が溢れ出てきました。
その感想を書きたいのですが、まずは、ストーリーからどうぞ。

マスクが手放せず、周囲の空気ばかり読んでしまう「優等生」の茜。
自由奔放で絵を描くことを愛する、銀髪のクラスメイト・青磁。
何もかもが自分とは正反対の青磁のことが苦手な茜だったが、
彼が描く絵と、まっすぐな性格に惹かれ、茜の世界はカラフルに色づきはじめる。

次第に距離を縮めていくふたりの過去はやがて重なりあい、
初めて誰にも言えなかった想いがあふれ出す――。

いかがでしょうか。
このあらすじを読めば、こういう話なんだな、ということは把握してもらえたと思います。
この話は、ありきたりっちゃありきたりですよね。
でも、この作品は、汐見夏衛さんの書いた、汐見夏衛さんにしか書けない唯一無二の作品なんです。
だから、よくある話でも、よくある話ではないんです。
汐見夏衛さんの考えた、まだ誰も読んだことのない作品なんです。
だからこそ、映画でもその魅力は溢れるわけです。
そして、最初はあまり俳優さんのことをよく思っていなかったんですけど、あの映画を観たら、白岩瑠姫(JO1)さんも久間田琳加さんもとても演技がお上手だなととても感激しました。(おふたり、おふたりのファンの方、ごめんなさい。決して悪い意味でいっているわけではないのです……)
本当に素晴らしい映画をありがとうございました。
そして、原作と違うところがたくさんありました。
そこは、驚きましたが、汐見夏衛さんが受け入れているわけですから、私は納得しました。
納得できてよかったです。

※ネタバレ注意。

そして、どこがいちばんよかったのだというと、夜、学校の屋上でふたりが絵具で暗闇を塗っちゃうシーンがあるんですけど、そのシーンにときめきました。
こんなに素敵な作品が映画があってよいのだろうか、と思ったくらいです。
ぜひ、まだ見ていない方はこの作品は劇場で見ないと絶対にだめな作品です。
本当に素晴らしすぎる映画です。
しっかりとあの原作を活かせつつ、映画だけの演出もある、という最高すぎる映画です。

この秋必見、
純度100%のエモーショナルで色鮮やかなラブストーリー。

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