見出し画像

お寺の掲示板 【No.3/柊原のお寺・真宗寺/2021.4月】


【掲示板の言葉】

暑さも寒さも彼岸まで
南無阿弥陀仏はいつまでも

この語は浄土宗の僧 吉田武士師の言葉です。
春分の日は太陽黄経0度の日。つまり、昼間の時間と夜の時間がほぼ半分ずつの日です。 昔の人は、この日の真西に沈む太陽を見ながら、西にあるという阿弥陀仏の国、極楽浄土を心に掛けてお念仏申したのでした。
お彼岸は季節の変わり目です。肌で感じる「暑い/寒い」という感覚も、徐々に和らいで過ごしやすい日和になるでしょう。そんな無常の暮らしの中の我々に、阿弥陀仏の慈悲と智慧のはたらきは、いつでも差し向けられ、いつまでも届き来ているものであります。美しい西日が地球の万象(ものみな)を遍く(あまねく)収めとるように。あなたを大事に思っておられる方々(その代表が仏様でしょう)は、常に、不断に、永遠に。あたたかな光であなたのことを照らしておいでです。

サポートしてくださったら、生きていけます😖