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新卒で発達障害の僕が旅に出るまで⑦焦りと女編

 さて9月に例のコロナ感染し、結局東京に行くことを取りやめた。しかし転職をやめる気はさらさら無かったので転職自体はしっかりすすめることにした。

4月 地域おこし協力隊へ
5月 保守
6月 配置転換
7月 地獄の夏期間
8月 東京にいくかもしれん
9月 運命の感染
10月 焦りと女←今回!
11月 いざ札幌へ
12月 危険作業
2023
1月 無能、露わに
2月 無職と旅
3月 夢と生活(現在)
4月 行ってくる

1.女の子
2.焦り
3.一喝

1.女の子
 これまでの話と若干空気は変わるが、僕も自分でいうのはなんだけど年頃なので当然女の子に興味はあるし、十勝の田舎でもそこそこ遊んではいた。わざわざ帯広まで車を走らせて…。
 僕は転職先は基本的に札幌で考えていたのだが、その最大の理由が女の子である。別に物の豊かさだとか生活の利便性で都会に憧れることはまず無いんだけど、やっぱり女の子となると田舎にはいないので都会に行った方が良いに決まってる。という衝動性に任せて札幌を選んだ。

2.焦り
 めちゃくちゃ個人的ではあるが、冬の女の子が一番可愛いと思ってる。そういった理由もあって転職は冬までに終わらせたいと思い、マジで適当に会社を選んだ。
 その時は、多少ブラック企業じみてても最悪転職してしまえばいいや程度の軽はずみな気持ちで転職をした。
 
3.一喝
 すんなりと転職先が決まり、家もなんとか決めることに成功した。そして当然退職の手続きも済ませた。
 退職にあたり、一度役場に出向をし面談をする必要があった。
 11月中旬よく晴れた日、役場へ面談へと向かった。そこで僕を担当してくれた役場の方が色々と手続きやら書類の準備をしてくれていた。それらの書類の説明が終わり、本題へと入った。
 「今回辞める理由を簡単でもいいから教えてほしい」と少し堅苦しい感じに言われた。これに対してあまり本音を出しすぎるとただの悪口になってしまうので「少しイメージと違ったんですよね」と神妙であろう表情を演じながら言った。すると、「やっぱりそうだったんですね」と意外な反応をされた。すると続けて「報告書を見てて少し僕の上司と心配してたんですよね」とまで言われた。つまり以前から行っていた職場への細やかな抵抗がしっかり効いていたのである!
 その後は僕の受け入れ先の実態を正直に報告した。どうやら僕の受け入れ先には指導が入り、今後地域おこし協力隊を募集することは出来なくなるそうだ。当然の報いだと思う。とはいっても今の僕に新卒カードはない。そんな状況下ではあるが転職先も一応はみつかってるしさほど心配はしていない。

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