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虹の橋のたもとで

なんとも気まぐれなお天気の日。
青空かと思えば、片側の空には黒い雲。
その雲がゆっくりゆっくり、
こちらに向かって近づいて来た。

それでも真上の空はまだ青空で、
やがて雲の隙間から光がさし込み、
ついに雨がパラパラと降り出した。
そして雨が勢いよくザーザー降りとなり、
数分後また太陽が顔を出した時、
空には大きな大きなはっきりとした虹色の虹がかかった。


愛するペットちゃんがの虹の橋を渡った時、
ペットちゃんたちは虹の橋のたもとで、
自分の飼い主さんを待っているという。

もう一度あの頃のように優しく撫でてもらいたくて、
もう一度あの頃のように一緒に遊びたくて、
あのときの飼い主さんに会いたくて、
あの匂いや声や足音。
思い出の中の元気だった時の姿で、
きっと待ってくれている。

今から5年前、16年間一緒に暮らした猫さんが虹の橋を渡った。
あの日の明け方、あなたは小さな声で私を起こし、
ちゃんと「さよなら」を言ってくれたね。
私の心の準備が出来るまで、
もう頑張らなくてもいいよと私が思えるまで、
あなたは頑張って生きてくれたね。

私はたくさんのことをあなたに教えてもらったよ。
最後の最後まで気高く生きるということもね。

今でもあなたの姿を決して忘れることはないけれど、
なんだか本当に渡って行けそうな虹を見て、
私はまだまだ、あなたの側には行けないけれど、
今日はあなたのことを思い出したんだよ。
きっとあなたはあの虹の橋のたもとで、
私をずっとずっと待ってくれている。

お茶にしましょう
思わず買ってしまう
猫缶クッキー
今日は猫さんの写真を見ながら
紅茶にしましょう
食べた後の缶は猫さんのおやつ入れかな

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