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KITTE大阪、半数が飲食店 夏に開業

以前、郵政民営化から17年しか経過してないと述べたが、日本郵政が不動産事業に力を入れている記事(2024年1月6日本日の記事)を日経で見つけたので要約した上で感想を述べる。

Chat GPT4による要約

日本郵政不動産は2024年7月に大阪の梅田地区に「JPタワー大阪」という複合ビルを開業する。このビル内には「KITTE大阪」という商業施設があり、その半数以上のテナントが飲食店になることが特徴です。KITTE大阪は地域の食文化を前面に押し出し、地下1階から地上6階までを占めます。

この施設は、夜間や休日のにぎわいが少ない西梅田地区に新しい活気をもたらすことが期待されています。4階は地元で人気の店を集め、5階はより高級な飲食店を提供します。地下1階には横丁ゾーンが設けられ、2階と3階は地域の魅力を発信するフロアとなります。

また、このビルはJR大阪駅の隣接地に位置し、国内外の観光客に向けた情報提供の拠点となることも期待されています。

※日本郵政不動産の戦略は以下の記事を参照

一部引用

日本郵政は不動産事業で大型再開発などの投資規模を増やす。郵便局など全国20カ所超の自社物件を複合施設などに建て替える。2025年度までの中期経営計画で同事業の投資額を5000億円としており、投資額の上乗せも検討する。金融事業への依存度を下げ収益を多角化する。

出典は日経


感想

日本郵政が国営時代に保有していた不動産を活用する取り組みは、若干の不公平感があるものの、良い方向性だと考えます。

ただし、投資額が数千億円に上るということで、事業が適切な収益を生むようコスト管理の観点から慎重に進めるべきです。さらに、KITTE内に設置される郵便局については、デジタル化を推進し、近未来の郵便局の姿を示すことで、新しい郵便局のあり方をアピールする必要があると思います。

原文

日本郵政不動産は7月、大阪・梅田の大阪中央郵便局跡地に建設する複合ビル「JPタワー大阪」に関西初となる商業施設「KITTE大阪」を開業する。他都市のKITTEと差異化するため、100超のテナントのうち半数を飲食店にし「食い倒れの街」らしさを前面に打ち出す。観光客に地域の魅力を発信するフロアを設けるなど、JR大阪駅に隣接する立地も生かす。

KITTE大阪は7月、日本郵便などがJR大阪駅西側に建てるJPタワー大阪の開業にあわせてオープンする。地上39階建ての複合ビルの高層階にはホテルやオフィスが入居。地下1階から地上6階まではKITTE大阪が入る。ビジネス街のイメージが強い「西梅田」の玄関口に新たな商業施設が誕生することになる。

西梅田は周辺と比べて飲食店が少なく夜間や休日のにぎわいに欠けることが長く指摘されてきた。そんな街に新風を吹き込もうと、KITTE大阪は100を超えるテナントの半数を飲食に関する店舗で埋める予定だ。

「食い倒れの街」として知られる大阪のKITTEらしく、徹底的に「食」をアピールする。

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7月に開業するKITTE大阪(イメージ)
全国各地の人気店が集まるのは4階。広域ネットワークを持つ日本郵便の強みを生かし、その地域では定番だが全国的に知名度が低いローカル店を誘致する。フランチャイズチェーン(FC)は原則入れず、ご当地グルメを提供する個人経営の店舗に限定する。

5階は4階よりもフォーマルな飲食エリアになる。ステーキや懐石料理などの名店を集めて高級志向の客の需要に対応する。接待や会食、記念日での使用も想定し個室や眺望を楽しめる席を用意する。

地下1階の目玉は立ち飲み店などが並ぶ「横丁ゾーン(仮称)」だ。華やかなネオン看板はなく、西梅田のイメージにマッチした落ち着いた雰囲気を演出する。働く女性をターゲットにすることを目指す。

JPタワー大阪は日本郵便のほか、JR西日本子会社やJTBが出資する。地域とのつながりを重視する3社の強みと、JR大阪駅に隣接する立地を生かし、国内外からの観光客に全国の観光情報を届ける。

2、3階は地域の魅力を発信するフロアになる。2階は北陸3県や高知県など、自治体直営のアンテナショップなど20店舗が入る予定で、一画には各地の観光情報を集めた窓口機能も設ける。3階の物販エリアには地酒や雑貨など、地域の銘品をそろえる。各フロアの中心部にはイベントスペースをつくり、食や生活に関する日本文化を体験してもらう。

西梅田は大阪駅北側で進む再開発「うめきた2期(グラングリーン大阪)」の南街区に近く、活性化が期待される地域だ。2023年11月からはJPタワー大阪の2階の歩行者デッキを通じて梅田の主要施設を行き来できるようになった。

とはいえ、周辺には新たな駅ビルや百貨店など競合も多い。日本郵政不動産の担当者は「これまで梅田になかったモノやコトを集めて客の好奇心に火をつけたい。東京駅前のKITTE丸の内と伍する集客を目指す」と話す。さらに「KITTEには『切手』と『来て』の意味がある。大阪・関西はこのシャレを受け入れてくれるはずだ」と意気込んでいる。

(古田翔悟)

出典は日経

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