出前館完全攻略法

こんにちは、昨今のフードデリバリ業界の移り変わりは早いもので現在配達一件辺り最も配達報酬が高いのは出前館です。

私は埼玉の某エリアを中心に自転車で数千回の配達経験があります。今回はフードデリバリ配達員、特に出前館の効率的な稼働の仕方や自転車、装備や持ち物などなどこれから配達を始めたい方への指南書を書きました。

恐らくここまで詳しく稼働のコツなどを書いてるモノは本著が初めてだと思います。これから、または現在出前館で稼働をしていうけれど思う様に稼げないというかたは是非読んでみてください。

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①バイク稼働か自転車稼働か?

バイク稼働自転車稼働共に利点と欠点がありますが、どこに目的を置くかでどちらで稼働した方が良いのかが決まります。

バイクを選んだ方が良い人

とにかくお金を稼ぎたい。体力に自信がない。あまり身体を動かしたくない地方在住で配達案件にいわゆるショート案件が少ない。上記にあてはまる人はバイク稼働が良いと思います。バイク稼働の利点ですが、兎に角疲れないにつきます。配達先の距離を気にせずに配達が出来体力もあまり使わないので長時間稼働ができます。一日中稼働をしてガンガン稼ぎたい人はバイクを選びましょう。欠点としてはやはり事故のリスクが大きく占めます。出前館を含めてフードデリバリの配達員は委託業務です。稼働中の事故に対しては通常の保険ではカバーされない事が多いのも注意が必要です。そして次に考えられるのは交通違反のリスクです。配達先が繁華街であったりすると駐車する場所を見つける事が大変です。また、初見では分かりづらい一方通行などが頻繁にありますのでフードデリバリ配達と交通違反は切っても切れない関係だといえます。

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自転車を選んだ方が良い人

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自転車稼働の利点

初期費用をできるだけ抑えたい人。事故や交通違反を気にしながら配達をしたくない人。そして僕が考える自転車の一番の利点は身体を動かしながら稼げる事です。お金を払いジムへ行って自転車マシーンに乗るのであれば自転車でフードデリバリをした方が断然おすすめです。

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欠点

とにかく疲れます。特に夏場自転車で1日稼働するのは体力的にもかなり大変です。また車などに頻繁にあおられる事や歩行者や他の自転車に乗っている人に邪魔者扱いなどを受けやす事も事実です。そして注意しておかなければならないのがやはり事故です。バイク稼働と同様に稼働中の事故は多くの場合には一般の保険でカバーする事ができませんので、フードデリバリー稼働時にも保険適用される保険に加入する事が大切です。備えあれば憂いなし!

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お勧め稼働バイク

バイク稼働では125ccがお勧めです。
最大の利点は二段階右折をしなくて良い事が挙げられます
代表的なフードデリバリにお勧めのバイク
ホンダジャイロキャノピー 屋根付き雨天時最強です
ホンダ カブ      燃費と故障率の低さが魅力
ホンダPCX125     強い加速で楽々稼働

などがメンテナンスや燃費などを考慮してお勧めです。

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お勧め自転車 

長時間稼働を前提にしたり坂の多いエリアでの稼働であればやはり電動アシスト付き自転車は必須となります。
各自転車メーカーからお勧めが販売されていますが僕のお勧めを何台か紹介させていただきます。

ブリヂストン TB1-E   
実際に僕はこれを使って数千回配達をしましたがトラブルはゼロ!
バッテリーによる稼働時価を気にする事もなく1日稼働できます。
アシスト力については若干弱く感じられるかもしれませんが僕はこれで大満足です。
パナソニック ジェッター
次にお勧めなのがパナソニックのジェッター TB1-Eより力強いアシスト力が魅力ですがバッテリ稼働時間はTB1-Eに分があります。
パナソニック gyutto
こちらの最大の利点はいわゆるママチャリタイプの自転車なので乗車時の姿勢が非常に楽であり、上記二点の様に前衛姿勢にならないので配達時に荷物のこぼれなどの可能性もとても低く、またフードデリバリ意外の使用時の汎用性が高くこちらも非常にお勧めです。

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ロードバイクやクロスバイクについて
ロードバイクやクロスバイクでの稼働の利点はやはりスピードと重さです。
エリアによっては自転車を持ち上げ階段を使わなければいけない状況などがありますがその際に電動アシスト自転車は非常に重く女性の力では持ち上げて階段を登る事はかなり難しいと言えるでしょう。
そして自転車で稼働している爽快感や身体を動かす事が大きな目的の一部となっている人にはロードバイクやクロスバイクでの稼働がお勧めです。
欠点としては非常に高価でありスピードが出ますので事故の危険度が非常に高くなります。そしてメンテナンスにも費用が嵩みます。
また、盗難の危険性も高く自転車の強みであるどこにでも気軽に稼働できるといった利点が弱くなります。

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②その他細かい装備品について

ここまではフードデリバリを始めるにあたって必須になる道具について説明をしてきましたが、ここからは細かい装備や備品についてお話をしていきたいと思います。

スマホホルダー

スマホホルダーは様々なタイプが販売されていますが僕の経験上ハンドルに固定するタイプでワンタッチで脱着が出来るタイプのモノ一択だと思います。僕がフードデリバリーを始める際に参考としたYouTubeや各種ブログなどでの様々な推奨品を試した結果、腕に身につけるタイプは本当に推奨しません。シンプルに見辛いです。またワンタッチ以外での脱着タイプのホルダーは安定性は抜群ですが夜間など視界が悪い時に一手間掛かる事を考慮するとお勧めは出来ないかと思います。
また、雨の日の稼働に際しての防水カバーですがこれも様々なモノを試した結果、ジップロップやラップで巻いての稼働が一番効率的でした。
しかしながら雨の日の稼働は特別な理由がない限りおやすみの日とするのが一番良いと思います。これもまた経験上の話ですが・・・

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モバイルバッテリ

フードデリバリをしていると必ず必要になる備品がモバイルバッテリーです。各社から様々なモノが出ていますが僕がお勧めするモノはAnker製の軽量で短時間で充電できるタイプのモノをお勧めします。

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スマホ

スマホについてはiphoneとAndroidとありますがこれについては好きなモノを選べば良いと思います。ただし出来るだけ新しい機種で回線は5g回線が利用可能なモノを推奨します。このnoteの表題の通り出前館での稼働の際には早取りが基本となります。使用回線の繋がり易さや回線のスピードは直節稼働に影響しますのでここはケチらずに最新のものと適切なスピードのでる通信業者と契約をしましょう。ここは本当に大切なポイントです。

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③服装について

服装について各社細かいルールなどはほとんどありませんが、出前館に於いてはピックとドロップ時には帽子はは必着です。また、半ズボンやサンダルでの稼働も原則禁止となっています。出前館の赤い帽子を被ることに抵抗がある人などピック時に帽子を被っていない人を見かけますが、アカウント停止の対象になりますので必ず被る様にしましょう。帽子をかぶっている事でお店の人にも認識され易くなりますので服装は帽子を含めてデリバリーをしている事が他の人にもわかり易いスタイルが良いと思います。
動き易く認知度も高いメッセンジャースタイルが僕の推奨スタイルです。

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④現金受付はするべき?

結論から言えばバイク稼働でガンガン稼ぎたい人は現金を取り扱うべきです
逆に自転車稼働であれば毎日、または翌日に拠点で受け取った現金の清算する必要がある為に自宅から拠点が直ぐ近くの人以外は現金オフがお勧めです
ただし出前館に於いては6割近くが現金客な為とにかく稼ぎたい人や早取りが苦手な人は現金取り扱いがお勧めです。

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⑤稼働のポイント

ここからは実際に稼働する際のポイントを詳しく説明していきます。
出前館で稼働をして事がある人はご理解していただけると思いますが、闇雲に稼働をしていてはとても1日30件などは配達出来ません。
仮に30件の配達をするのであれば時間/3件で10時間稼働となります。
20分に一度配達を完了しなければならずこれを達成する為には仕事の最大限の効率化が求められます。尚、オートクリッカーや早取りアプリなどがあるらしいのですが本著ではそういった類のものは使わずに正攻法でのアプローチになります。これから説明する事を忠実に実践する事ができれば少なくとも1日20件は配達出来る様になります。

①稼働ポイント

出前館では稼働するエリアごとに配達範囲が決まっています。出前館ではこれを拠点と呼んでいます。配達するエリアが2拠点に跨っているエリアなどがある為隣接する2つの拠点での登録を済ませましょう

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②稼働ポイント

稼働する拠点を決めて登録を済ませたらいよいよ稼働となります。
アプリを立ち上げオファーが入ると掲示板形式で上から配達お届け時間の近いものから下に降りていくほどお届け時間が後になるオファーが並びます。


一番大切は事は自分が活動する拠点エリアの地理の把握です。稼働拠点の街の細かな地名の把握と何丁目と何丁目が隣接している事や駅から近い順番の丁目を記憶する事が最低限の条件となります。覚えるまで毎日地図をみて頭に叩き込みましょう!これができない限り出前館で稼ぐ事は難しいと言えます。

③稼働ポイント

地理の把握がスタートラインですが地理を把握してもおいそれとは稼げません。出前館ではオファーを取るとお店での商品の受け取り時間とお客様へのお届け時間が記載されています。
例 現在時刻19:00  受け取り時刻19:35分 お届け時刻19:45分
この場合ですが直ぐにゴング(お店へ受け取りに行く際の告知ボタン)を鳴らすの良いのか?または19:15分位にゴングを鳴らすのが良いのかどちらが正しいのでしょう? 

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稼働を始めたばかりだとこの辺りも悩んでしまいます。なぜなら
お店に寄ってゴングを鳴らして直ぐに調理開始をしてくれるお店と受け取り時刻に合わせてしか調理開始をしてもらえないお店があります。
大切なポイントは稼働拠点エリアの加盟店の特徴の把握
具体的にはゴングを押して直ぐに調理してもらえる店なのか?否か?
そしてゴングを鳴らしてから調理完成するまでの平均時間の把握

これが理解出来ていなければ仮に3件オファーを取ったとしても一件目のオファーで受け取り時刻の遅延が発生すれば残りの2件は遅配決定となってしまいます。お客様からのクレームの危険もありますが一番危険なのは気持ちが焦り運転が荒くなる事での事故のリスクの増大です。

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⑥具体例

ここでいくつかのお店の具体例を挙げていきます。


①マクドナルド 

ゴングを鳴らしてから3分以内の到着が義務づけられています。また複数持ちは厳禁です。一発アカウント停止処置にもなりますので複数持ちでマックは絶対に取らない様にしましょう。(他社との複数持ちも厳禁とされていますが、拠点によっては可能な拠点もあるそうです)

②ケンタッキー

ゴングを鳴らしてから直ぐに調理開始をしてもらえます。またドリンク付きのオーダーも比較的少なく配達し易いのでお勧めです。

③大戸屋

活動拠点のお店にもよりますが大戸屋は受け取り時間前に受け取る事は難しいと思ってください。ゴングは受け取り前20分には鳴らす方が良いと思います。また、大量案件の場合には非常に調理時間がかかり、受け取り時間でも受け取ることが難しい為、次にオファーがある場合にはお店に電話を掛け何時ごろ受け取り可能かを明確にする。遅配が濃厚な場合にはお客様へ直ぐに連絡をいれる事と大切となります。

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