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出たぁ『一律に・・・ではない』

加藤官房長官>「5人以上と一律に決めるものではない

西村再生相>「5人以上の会食、一律で駄目とは言っていない

これ見て、即、思い出したのが例の答申書(令和元年(行情)295号)の14ページにある

https://www.soumu.go.jp/main_content/000654465.pdf

>「一律に「台湾の籍を有する日本国民は,日本側は当事者を日本国籍単一国籍者と扱う。」という説明は,不正確だったといえる。」
という記述

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です。
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「一律で・・というわけではない」というのは、基本を曲げて正当化する際の「霞が関レトリック」のようですね。

若干の例外はあるかもしれないにしても本来「一律に○○」の中身こそ、『基本的』通常の扱いである。

「5人以上の会食は、『基本的に』ダメ。」
「台湾の籍を有する日本国民は,日本側は当事者を『基本的に』日本国籍単一国籍者と扱う。」

そうした基本をねじまげて、
5人以上の会食をした人を正当化したい
⇒「5人以上の会食、『一律で』駄目とは言っていない」
対象者の選択義務違反を匂わせたい。
⇒「一律に「台湾の籍を有する日本国民は,日本側は当事者を日本国籍単一国籍者と扱う。」という説明は,不正確だったといえる。」

という修辞になるのでしょう。
「一律に○○ではない」が出てきたときは、注意して解釈する必要がありそうですね。

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