同じ失敗を繰り返してしまうのはなぜ？

トレードにおいて、損失はつきものです。
リスクを許容して、利益を積み上げていく、それがトレードだと思ってます。

100%の勝率があり得ない以上、必ず損失がついてきます。

その”損失”にも性質があり、既知の損失と未知の損失があります。

既知の損失とは、あらかじめ想定していた損失。

たとえば、これからポジションを持とうとするとき、リスク・リワード
を意識した場合、必ず、最大損失と利益を計算し、優位性を確認してから
ポジションを持つことが大切だと思ってます(^^♪

そして、このトレードが、負けトレードになってしまった場合の損失は、
あらかじめ想定していた損失なので、”既知の損失”となり、
ビジネスにおいて、『必要経費』と同等の出費と考えるべきだと思います。

そして、”利益”と”既知の損失”の繰り返しによって、月単位、年単位で
利益を残していくのが、トレードと思うようになりました(*^^)v

では・・・未知の損失とは？

”想定外の損失”です。
これには、様々な要因が考えられます。

＜要因例＞
・ポジションを持つ前に、リスク・リワードを確認せず、最大損失額を認識していなかった。
・全体資金に対してのポジションサイジングに誤りがあった。
・損切り幅を途中で、変更してしまい想定以上の損失を出してしまった。
・狙っていた損切りができず、強制ロスカットになってしまった。
・勝ちトレードの後に、調子に乗って適当なトレードをしてしまい、想定以上の損失をだしてしまった。
・負けトレードをきっかけに感情的になり、根拠の無いトレードで想定以上の損失をだしてしまった。
・損失を取り返そうとして、ムリに大きいロットのポジションを持ってしまい、想定外の損失をだしてしまった。
　　・・・etc
　
　　　想定パターンを上げるときりがないかもですが・・・(-_-;)

私の実体験ですが、大まかにくくると、下記の2パターンに陥るケースが多いのではないのでしょうか・・・

①一度のトレードで、想定以上の損失を出してしまうケース（曖昧な確認等による凡ミス）
②何度も計画性の無いトレードを繰り返し気が付くと、損失が膨らんでいたケース（いわいるポジポジ病）

私も経験上、一度このような状況に陥ると、なかなか抜け出すのに時間と労力が必要となります。

頭では、ポジポジ病はいけないと判っていても、なかなか治せないのが、この症状の厄介なところですね( ；∀；)

では、どうやって回避すれば良いのか？

私が過去に試した方法を紹介します。
みなさんの参考になれば、うれしいです。

「自分自身がどのようなトレードを行い、どのような損失を出す傾向にあるのか、分析をして理解をする。」

そして、潰せるパターンをどんどんつぶしていき、改善してきましょう！

※勝ちトレードを増やすより、負けトレードを減らす！収支の改善には、必要不可欠だと思います!(^^)!

まずは、自分の陥りやすい負けパターンがどんなパターンなのか洗い出しましょう。

それには、まず自分の状況を確認します。

①自分の過去トレード履歴を見直し、負けた理由を洗い出し特徴別に仕分けをする。　（通貨ペア、曜日・時間、経済指標の有無、売買ルールが守れたか？）※環境的な物事、メンタル的な物事に仕分けをします。

②さらに仕分け
　環境的な物事は、複数の通貨ペアで、利益率が良いペアのみ取引をする、
　負けが多い曜日・時間は避ける等の対策が打てると思います。

　☆やっかいなのは、メンタル要因

　　ルールが守れたか？否か？がそれにあたります。
　　
　　
　　例）私の場合は、連敗のきっかけが、下記のパターンが多かったです。

ルールを無視してトレードして負ける→感情が揺れる→損失を取り返したくなる→さらに、ルールを無視したトレード→負ける→さらに感情が揺れる→さらに損失を取り返したくなる・・・

　　　　最悪のループ発生です。。。(@_@)

不思議な事に、感情的な衝動は、なかなか自分で対処できない場合が多いです。

　　　自分自身のことなのに・・・( ；∀；)
　　　　　

これを改善するには・・・

こればかりは、コツコツ改善するしかありません。私は下記を常に意識して相場に向かうようにしてました。

・自分の感情が揺れるトリガーを把握しその物事が発生した場合は、相場から離れる癖をつける。

・ルール違反をした場合には、トレードを休止するなどのルールを作り習慣になるまで、コツコツ実施する。

・ポジションを持つとき、そのポジションは、ルールに則ったものか？将来の自分のためになるものか？と自問自答をする。　　

・分散運用（前回記事：資産運用のバランスについて）をして、お金と心のバランスをとる。

　　人間の脳は、トレードに不向きに作られているようです。
　　こちらに関しては、別の記事で書きたいと思います。

　　

まずは、”相場で生き残り続けること”を目標にしましょう。

　　　　　　　　
少しでも読んでいただいた方のお役に立てれば幸いです。

　
長文お付き合いいただきありがとうございました。!(^^)!