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抽象は好きだけど、苦手

人と会話していると、抽象化が苦手なんだなと認識する。
言語化がそもそも苦手なんだけど、思考力として抽象的に捉える、まとめることができないと、現在地が認識がしにくい。

その分、具体化が得意なこともあって、現場作業はやりながら考えて、修正しては苦にならない。
得意不得意の話だけど、やっぱりメタ認知、抽象化が得意な人に憧れる。
そんな時にこの本に出会った。

具体と抽象で有名な細谷さんの本。
抽象化という言葉に出会ったのも、細谷さんの本だったので、改めて考えたいなと思って、手にとった。

上司の抽象と、私の具体での話の噛み合わなさのカラクリ。
つまづいていた原因や、私が知っておくべき状況など見事に書かれている。
抽象化は高度なことだけど、具体化に落とし込む方法がなかったら、空虚だよねというバランスを持ってたい。

抽象化=言語化、図解化

「具体⇄抽象」トレーニング思考力が飛躍的にアップする29問 細谷功著

まさに苦手だなと思っていたら、抽象化のスキルで、仕事の場面に当てはめて納得。

本当にとっちらかって情報を並べがちなので、上司の言葉でスッキリすることがある。それはぐちゃぐちゃになっていた事象を、例外含めてまとめてしまおうとする無謀な私に対して、構造的に整理しなさいと交通整理してくれる上司。

なるほど、もっと切り捨てながら整理する方法を意識しちゃダメなんだな。

ビジネスパーソンに当たり前のスキルでも、私はまだまだ発展途中。
周りを見ながら落ち込むこともあるけど、一歩ずつしか進めない。

ちなみにこの本に書かれていた「マジックミラー」。
抽象の人にはわかるけど、具体の人には抽象のいうことが理解できない壁があるとのこと。
新人が、「上司の指示が抽象すぎてわからない。。。」と悩んでいたのはこのことで、抽象→具体は理解しやすいけど、具体→抽象には意図が見えないのだ。

だから言いたいことは理解できるけど、どうすればいいのかわからない。となる。抽象化万歳ではなくて、抽象、具体のバランスだよね。

そういえば、組織論、ファシリテーションで有名な安斎勇樹さんのvoicyで話していたコルブの経験学習サイクルがわかりやすかった。

経験学習は4つの事象があって、それぞれ得意な学習方法がある。
学習には具体と抽象の軸、アクティブとリフレクティブの軸中で、経験によって学んでいくサイクルモデルがあるんだけど、回すサイクルモデルではなく、どの分野で学ぶのか得意なのか、自分で認識するのが大切だという話。

あとで振り返りながら仮説、知見抽出する「抽象✖︎リフレフティブ」が得意か、
アクティブに現場経験しながら、学んでいく「具体✖︎アクティブ」のが得意なのか。

どれも間違っていないが、自分の学習スタイルを見極めましょうね、と。

その上で私はどこかな?と考えた時、おそらく具体✖︎アクティブ=適応であったり、具体✖︎リフレクティブ=内省の部分がやりやすい。
そして苦手なのは抽象✖︎リフレクティブなのかなと予想はつく。

だから自分の性質を見極めながら、補完できる環境を整えていくこと。
本やVoicy、での理解補助、上司や他の人からの考え方をもらいながら、やっていく必要があるな〜と。

ここでも改めて自分の立ち位置と、自己理解の深まりました。


最後まで読んでいただきありがとうございます。こうやって日々感じたことを、つらつらと書いています。よければ、コメントや感想をお願いします。