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テート美術館展 光

乃木坂の国立新美術館で10月2日まで開催中のテート美術館展に行ってきました。光をテーマにしたアートを集めたような感じです。大阪でもやるらしい。
ロンドンにあるテート美術館展からの提供ということもありイギリスの作家が多かったです。

展示としてはシンプルに時系列順に作品を展示してありました。
正直19世紀の油絵を見てもなんとも思わない感性なので展示の最初の方は結構退屈でした。

ジョン・エヴァレット・ミレイ「霧に濡れたハリエニシダ」

なかなか良かった。ミレイだったりミレーの人。
有名な奴だとオフィーリアを描いた人。
ハリエニシダは常緑で棘があるので生垣に使ったりします。

フィリップ・ウィルソン・スティーア「ヨットの行列」

フランスで印象派から勉強したものをロンドンで展示したら非難轟々だったらしい。やはりライバルなのか。

ヴィルヘルム・ハンマースホイ「室内」

デンマークの作家。コペンハーゲンにある自宅がモチーフ。
良い絵だね。

最後の現代アートの部屋がかなり良かったです。

マーク・ロスコ「黒の上の薄い赤」

現代アートの中ではかなりお高いでお馴染みのロスコ。
10分くらい見ててもよくわからなかったんですが多分これは壁みたいなものなのかなと最終的に思いました。現代の壁画みたいな。
ミケランジェロの壁画にしろ「嘆きの壁」にしろ壁ってモチーフは結構深いのかなとか思いました。

キャサリン・ヤース「廊下」

写真だとわかりづらいですがライトボックスという中に光源がある箱に透過フィルムが貼ってある作品。なんともいえない魅力があった。是非現地で見てみて下さい。

ジュリアン・オピー「声、足音、電話」© Julian Opie
ジュリアン・オピー「トラック、鳥、風」© Julian Opie

写真をコンピュータ加工したらしい。かなり良かった。

リズ・ローズ「光の音楽」© Lis Rhodes
ふざける女児。絵になっとる。

大きな暗い室内の両側にプロジェクターがある。どちらも映像を流しているが室内の見ている人が映り込むインスタレーションみたいな感じ。
すごい良くてずっと観てました。これを観るために2200円払う価値があります。
謎の体験だった。

かなりかっこいい
しょうもないけど綺麗なやつ

最後にインスタ映えスポットがあります。
ちゃんと綺麗なのでめちゃくちゃセンスある奴が作ったインスタ映えみたいな感じでしょうか。
フラードームを浮かせるとこんなに綺麗なんだね。

これが現実のフラードーム

東京では10月2日までやってるらしいです。是非。


作品の情報や画像はテート公式にあります。


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