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その不快感、「孤独」が原因かも?

図書館で見つけた以下の本をもとにサラッと書いていきます。

孤独」とは何か

孤独とは実際に周りに人がいるいないという状態を表す言葉ではなく、「誰も助けてくれない」とか「誰もわかってくれない」というときに感じる感情(らしい)

自分が感じている孤独感は、実は自分の孤独は関係ない?


目線の先にはグループでわいわい楽しそうに話している人がいるような環境で、
自分は1人で過ごしたとしとして、

「あの人たちは楽しいそうで、仲良く話せる人がいていいなあ」とか
「私にはそうやって話す人がいなくて孤独だ」

みたいなことを言ってたり、
聞いたりしたことがある。

ここからが非常に面白い。
実は、この環境で孤独の感情を発生させているのは、
1人でいて孤独を感じている人ではなく、
グループになって大人数でわいわい話している人達だという。

「いやいや笑 何を言いますか笑笑 発想の転換って感じ?孤独な人達を、これから書いている著者の考え方で啓発してくれる感じ?」

僕は思合わず、そう思った。
しかし、ちゃんと読まずして評価を下すには早計なので、しっかり読み進めていくと、少しアカデミックな解説がされている。

孤独の発生源

脳内で、孤独を感じるのは、
「背側緯線核」という部位で、この部位が活性化すると社交欲が上がり、人は群れたり、たくさん人と関わろうとする
らしい。

つまり、孤独を感じているから人として交流したくなるということらしい。

「うんうん。理屈はわかったよ。あの楽しそうな人達が孤独なんだね?
じゃあ、1人の時にインスタを見たり、街で楽しいそうに話している人達を見て孤独を感じるのはなぜ?」

なぜ独りの人が孤独を感じるのか

人間には見ている人の感情を、読み取り、瞬時に自分の脳内を同期させるシステムを司っていて、それを「ミラーニューロン」と呼ぶ(らしい)

つまり、孤独を感じている人が、わいわい集まって楽しんでいるが、
実はそれは孤独感から発生している行動で、
それを見た傍観者が孤独を感じてしまうのは、
集まっている人たちの孤独の感情を、
傍観者がミラーニューロンで引き受けてしまっているから
みたい。

確かに、
イライラしている人をずっとみていたら、
こっちまでイライラしてくることがあったり、
ポジティブで元気な人を見ると、こちらまで元気でポジティブな気持ちになったりするのは、
このミラーニューロンによるものなんだろうなと、容易に推測できる。

そんな自動的に起きてしまいそうな環境で厄介な孤独を消すにはどうしたらいいの?

孤独を消してしまおう

孤独は「みんなと自分は違う」という感情から生まれるのであれば、
みんなと自分の共通点を探して、一体感を得ることによって、
孤独を消すことができる。

と、著者は言います。

全然共通点がない人がいたとしても、

「あの人にも目や鼻がついている」とか
「あの人もお腹をすかしている」とか
「あの人も将来を心配しているんだ」みたいな大枠の共通点探しからでもいいと著者は言っている。

「違う」と思うと心の距離もできて、余計に孤独感を強めてしまいがちですが、ここで相手を理解する姿勢で、
あの人は怒っている → あの人は孤独を感じている? → 何を理解されたいと思っているのか知るために話を聞いてみよう。

という気にもなれるかもしれません。
確かにここで、怒りをぶつけられて、相手の怒りの感情をミラーニューロンで受けてしまうと、

「こっちだって!!」
となり、こちらの孤独感も増幅されてしまうだけになりますが、
「どんなことが原因で怒っているんだろう」と聞き耳を立てて、理解する姿勢を示せば、相手は受け入れられていると感じ、次第に相手の孤独感からくる怒りもk沈んでいくのではないかと思います。

孤独とは遠い話ではなくて、誰もが日々、
コミュニケーションの中で、感じている感情なんだなと思いました。

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