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「啓蟄」予防の効果を最大限にあげるために

3月6日は二四節気の「啓蟄」でした。
啓蟄は虫たちが眠りから覚め活動をし始める時期で、虫や菌の活動に合わせて農家も防除がはじまる時期になり果樹農家は「石灰硫黄合剤」を撒きます。

硫黄や銅は予防の効果が高く、天然のものであるため抵抗性がつきにくく、環境にも影響を及ぼさないのでこのふたつを中心に散布の計画をたてています。

予防はあくまで予防であり殺菌したり治療したりというような効果がなく発症した後に撒いても意味がない。

虫や菌が活動する直前に撒いたり、雨の前に撒いたりと自然の動きを読む必要があり天気予報や虫の予察、気温などの観測がポイントになってきます。

この読む力が予防の効果を最大限に引き上げる。

農業もAIが観測能力をサポートすることで、この予防の力をあげられる。
苦しむ農家が減るならぜひ力を注ぎたい分野である。

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