吉田こうや 農園ちいさな星/株式会社Blue

1988年、長崎県生まれ。2008年のメキシコへの渡航経験から「手に職を持つこと素晴ら…

吉田こうや 農園ちいさな星/株式会社Blue

1988年、長崎県生まれ。2008年のメキシコへの渡航経験から「手に職を持つこと素晴らしさ」を実感。環境問題に関心を持ち、「地球を守りたい」と強く願ったことから、自然と共生する農業を目指すことになる。趣味は登山。人と自然が大好きな農業オタクである。農園ちいさな星/株式会社Blue

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    バナーネ(白いちじく)

    品種:バナーネ(白いちじく)時期:9月下旬〜11月上旬農家の間でおいしいと知られている無花果の品種のひとつ。「白」がつく品種、例えば白枇杷などはおいしいものが多いが収量が少なかったり、足が早く流通に向かなかったり、いろんな問題が原因で市場に出回らないものがあります。この白いちじくもそのひとつで、ひと味違った体験ができます。白イチジクはチーズとの相性がよく、ワインととても合わせやすいです。特別な時間を過ごすときのお供に。環境保全型農業「amenimomakezu」・雨よけハウスを使用しているため病気の発生はないため農薬は予防として天然由来のものを少量のみ使用しています。・雑草も防草シートを敷いているため除草剤不使用・肥料はアミノ酸を葉面散布しており、土には微生物資材を施しています。
    ¥3,111
    農園ちいさな星
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    [夏ギフト] 白鳳 amenimomakezu

    甘さと酸味のバランスもよく、ほどよい柔らかさとジューシーな果汁から、もっとも桃らしい桃の代表品種。熨斗の希望ございましたら備考欄にご記入くださいませ。1ケース6玉入り
    ¥4,465
    農園ちいさな星
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    バナーネ(白いちじく)

    品種:バナーネ(白いちじく)時期:9月下旬〜11月上旬農家の間でおいしいと知られている無花果の品種のひとつ。「白」がつく品種、例えば白枇杷などはおいしいものが多いが収量が少なかったり、足が早く流通に向かなかったり、いろんな問題が原因で市場に出回らないものがあります。この白いちじくもそのひとつで、ひと味違った体験ができます。白イチジクはチーズとの相性がよく、ワインととても合わせやすいです。特別な時間を過ごすときのお供に。環境保全型農業「amenimomakezu」・雨よけハウスを使用しているため病気の発生はないため農薬は予防として天然由来のものを少量のみ使用しています。・雑草も防草シートを敷いているため除草剤不使用・肥料はアミノ酸を葉面散布しており、土には微生物資材を施しています。
    ¥3,111
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    [夏ギフト] 白鳳 amenimomakezu

    甘さと酸味のバランスもよく、ほどよい柔らかさとジューシーな果汁から、もっとも桃らしい桃の代表品種。熨斗の希望ございましたら備考欄にご記入くださいませ。1ケース6玉入り
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    星に願いを ゴールデンピーチ

    口にしたときに理由もなく感動を感じてしまうおいしさがあり、たくさんの品種がある中で、自分が最もおいしいと思う品種日本で流通しているゴールデンピーチとは品種が異なり、豊田の猿投地区の桃農家が代々繋いでいる品種で、ここでしか味わえない桃である。そして、このおいしい桃は更に熟成に適しているため追熟させることができる。1ケース6玉入り
    ¥8,640
    農園ちいさな星
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最近の記事

積算温度を利用した植物の生育予測について考える

5月末に梅雨のような予報になるなんて、やはり今年は10日ほど季節が前倒し。 そんな季節のリズムが例年通りいかなくても、 温度を記録したりすると作業の日程を組むことができます。 例えば、いちじくは「着果」から2000℃〜2100℃温度が積算されると収穫 と目安があります。 積算温度とは1日の平均気温を足していったもので、 1日目の平均気温が25℃で 2日目の平均気温が30℃だったとすると =55℃ といった計算になります。 いちいちログを取るのも面倒なので、文明の

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          現在は栽培していませんが、トマトを栽培していたころ「青枯病」に悩まされていた時期がありました。 青枯病は恐ろしい土の病気で、この病気の原因である細菌が土に入ると土壌感染し、 畑に植えてあるトマトが全滅します。 この病気を克服するために研究機関もメーカーもありとあらゆる方法の研究を進めており、 ・病気に強い「Tm-2a」台木に接木したり、 ・土を一回一回替えることができる 「ココソイル」 だったり、 ・そもそも土を使わない水耕栽培のような方法だったり... どう

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        • 環境保全型農業|栽培マニュアル
          6本
        • 「農業のはじめかた」農業起業読本
          2本
        • おいしさの理論
          2本

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          Spring 農園ちいさな星

          農園ちいさな星と、農園がある豊田は猿投の春。 啓蟄を過ぎれば農家も営み、 花の百名山である猿投山はさまざまな広葉樹の新緑と山桜の花の色に染まり、籠川にはカワセミも遊びにくる。 自動車の町で有名ですが、 自然とここまで共存している町は日本でもないのだそう。

          花より防除 花の管理による予防と成長の調整

          灰星病という病気が桃にもあり、この病気の感染力はすさまじく、 この病気に感染した患部を触って他の健康な桃を触ると感染し広がっていきます。 選果場に灰星病が感染した桃がひとつ入り、ひとつ触った手で作業したり、ベルトコンベアなんかに触れたりすると選果場にある桃がすべて感染するリスクがあるとても怖しい病気です。 この灰星病は花腐れが起因となり感染します。 灰星病にかからないためには、花をしっかり管理してあげることがポイントになってきます。 自分たちの園では満開時にしっかり

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          不耕起による「カリ過剰」の利用

          果樹園などは特に耕起することはないのでおのずと不耕起栽培になります。 以前、無肥料で野菜と果樹をやっていて どちらも土壌診断していたんですが 耕起する野菜畑はシーズンごとにほとんどの養分が痩せていくのに対し、 果樹園はカリを減肥してくださいと指示があるほどカリが過剰になります。 なぜ肥料もやっていないのにカリが増えるのかは原因はわかりませんが不耕起栽培はカリ過剰になるのは事実です。 耕すということは、生活圏を破壊された微生物たちが土を元に戻す働きになって土が不安定

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          「窒素循環」巡るめく自然のシステム

          おはようございます。今日は窒素とそれにまつわる話を綴りたいと思います。 植物が炭素の次に必要としている栄養素と言えば窒素。 この窒素は地球を循環していて、 ①動物(有機物)などが死んで分解されると「硝酸」となり、 その硝酸が窒素と結合し植物が取り込む。 ②空気中の窒素はマメ科に寄生する根粒菌が植物が取り込みやすい状態にして提供し、 また植物も光合成で得た炭素(糖)を根粒菌にあげる。 そして植物が食べられたりすると、 取り込んだ様々なアンモニア態窒素やアミノ酸態

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          「リン」について

          植物の三大栄養素である「リン」は土に施肥すると鉄やアルミニウムと結合され吸収できない状態にある。 リンが欠乏するとどうなるか?  1)リンは核酸や細胞壁の構成成分であり、特に細胞の増殖が盛んな生長点付近に移行して集積    する。  2)欠乏すると生育が抑制されるとともに、古い葉から生長の盛んな新しい葉へとリンが移動す    るため、症状は一般に古い葉から現れる。 顕著に葉が赤くなっているとリン不足です。 しかし土壌診断するとリンは適正の範囲内にある。 この原因は上記

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          農業におけるマーケティングを考える①市場出荷

          「農業は儲からない」「農家は補助金で生活している」よく耳にする言葉です。 本当にそうでしょうか?この項では、農業のセールスやマーケティングを深掘りしていきたいと思います。 農家が売上をあげるには、 ①市場に出荷 ②JAの部会から出荷 ③ECサイトなどネットや個人、直売所で小売 ④飲食店などに卸売 概ね販売のチャンネルはこんなところです。 マーケティングを構築するならば、やはり基本的な販売のチャンネルは①の市場出荷です。 小売の割合が増えるとそれだけ発注から納品までの手

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          畑はどんな条件が良いか入手する時に考えたいこと|土質

          畑を入手したものの、後になってこの畑じゃダメだなんてことになったら大変。 今回は畑を入手する前に抑えておきたいことを綴りたいと思います。 農耕の環境面で1番大事にして欲しいことは自然と喧嘩をしないことです。 どういうことかといいますと寒い地域でハウスで加温器を使ったりだとか、水が取れないところで水が必要な作物を育てるといったことです。 自然は味方につけること!これがとーーーっても大事です! 地力 まず近隣で育てられてる作物に注視してみると良いと思います。 地力(植物を育

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          「啓蟄」予防の効果を最大限にあげるために

          3月6日は二四節気の「啓蟄」でした。 啓蟄は虫たちが眠りから覚め活動をし始める時期で、虫や菌の活動に合わせて農家も防除がはじまる時期になり果樹農家は「石灰硫黄合剤」を撒きます。 硫黄や銅は予防の効果が高く、天然のものであるため抵抗性がつきにくく、環境にも影響を及ぼさないのでこのふたつを中心に散布の計画をたてています。 予防はあくまで予防であり殺菌したり治療したりというような効果がなく発症した後に撒いても意味がない。 虫や菌が活動する直前に撒いたり、雨の前に撒いたりと自然

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          はじめての方が最も簡単に農地を取得する方法の結論

          僕が就農するにあたり無知なばかり走り回って情報を集め失敗しては学んできて今日に至り、今思えばこうしておけば良かったなんてことは山ほどあります。 今回は農地の取得について、もっとこうしておけば良かったということを綴りたい。 まず土地について、 土地には地目というものがあり、 この地目の中の農地は国から農家と認められた方=農業基本台帳がある方のみ扱える地目になります。 農家になるには市町村によって異なるのでお住まいの市町村に聞くしかないのですが、 自分たちが住んでいる豊

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          手間は省かず

          虫を予防する塗布剤を塗っている人はどれだけいるだろうか? うんと手間がかかり、他にも方法があるので自分の周りには一軒もやっているところはない。 ただ、これは一石で多くの鳥を落とせる。 何種類もの虫の予防にもなり、日焼け防止にもなり、残効期間もうんと長い。 これをするだけでかなりの農薬を減らすことができる効果がある。 機械化や設備を導入して時短や労力を減らすことはもちろんやった方がいいが、 手間で時間や労力がかかることも自分たちがやらなければならない事の効果として大き

          おいしさの理論(生殖編)

          樹を弱らせれば弱らせるほど、子孫(実)を残すために栄養がいく。 花の成長のことを生殖成長と呼んでおり、 樹の方にいく栄養を栄養成長と呼んでいます。 果実のおいしさを最大限にあげるには生殖成長を促してあげなければなりません。 これを念頭におき剪定の時に大事にしていることは、

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          海の環境のみらい

          海はCO2の受け皿ということはご存知だろうか? 受け入れたCO2を海藻などか光合成することにより酸素を排出し今日も空気が澄んでいるのは、海や森のおかげなのである。 これを利用し、 昆布の養殖をおこなうことで、CO2を海藻の栄養源にし酸素に変えていく環境再生型養殖を行う取り組みが広がっている。 実は今わたしが住んでいる愛知県は汚い海のランキングに上位ランクインしており、 理由を調べてみたら、この水質の汚さというのは=栄養素が多いということみたいで実際現地に行くと見た目