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"ハンドメイドを兼業"というのは恥ずかしいことだと思っていた話

わたしは個人事業主として夫とWEBの仕事を行う傍ら、ハンドメイド作家として活動をしています。

この活動を始めてから、『月〇万円売り上げた!』とか『ISETANで出店した!』など輝かしい功績を目にし、minneやCreemaでは特集に何度も取り上げられる作家さんはフォロワーやレビューの数もケタ違いで、とんでもない頑張りをしないとそこにたどり着けないのだと思っていました。

そして何より、ハンドメイド作家として活動するのであれば、"そこを目指さないといけない"と思っていました。

活動を始めて半年くらい経ったとき、初めての入園入学シーズンを迎え、初めて出品した作品が特集ページに掲載されるとものすごい数のオーダーを頂き、まだ保育園は入園前だった次女をおんぶしながらミシンを動かす毎日を送っていました。

頻回授乳と夜泣き(我が家は姉妹どちらもすさまじい夜泣きの回数)でヘトヘト、イライラでしたがお客様が注目して下さっているこのチャンスを逃してはいけないと不思議と苦ではありませんでしたし、楽しかったです。

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そして今冬、新作として出品した半袖スリーパーが人気となり、年末年始はひたすら毎日スリーパーを製作していました。

さらに同時期に二子玉ライズにあるCreema常設店『暮らしとクリーマ』での出店のお誘いを頂き、条件である20万円分の納品物の製作も加え一日中制作活動を行っていました。

すると、ある日を境にミシンの前に座ると吐き気が起きるようになりました。

食への興味が薄れ、何を食べても味がしません。料理をする気も起きず少し食べただけでお腹いっぱいになってしまいます。

大好きなお酒も、飲むと胃が痛くなるので飲むことができません。


私は心と身体が壊れる寸前まで行ってしまったようです。

何より辛かったのは、これだけ頑張っても満足いく売り上げにならなかったことです。


極めつけは主人との怒鳴りあいの喧嘩。

ですが上記の記事を書いた後、なんとなくだった私の答えはこのツイートですっかりクリアになりました。


会社にしたい拡大したい、そんな自己満は大事でも何でもない。

必要としている人に多く届けて、少しでも気持ちに色どりを与えたい。

それでよくない?

私は規模を大きくして、ハンドメイド一本で活動することが人気の証だと強く信じていました。

ハンドメイドを本業にしていない作家は売れていないと思われると恐れていました。

売れてない作家は恥ずかしいことだと思っていました。

フォロワーの数や売り上げの数字がステータスだと思っていました。

でも、これは何の意味もなさないことだと気付きました。


自分の作品を好きだと言ってくれる人がいるだけで幸せじゃないか。

作品を可愛いと思う人もいれば、魅力的とは思わない人もいる、そんなことは当然のことなのにそれに気付いていませんでした。


これに気付いたおかげで、精神的ストレスから一切解放されました。

同じジャンルの他の人気の作家さんも心から尊敬し、応援したいと思えるようになりました。

他人と比べなくなりました。

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もう頑張りすぎることはやめます。

自分自身が一番この活動を、心から楽しい!と思えるような活動の仕方にします。

この活動についてネガティブな気持ちになることは、もうこれからはないと思います。

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