マガジン

  • トミヤマユキコ「ネオ日本食ノート」

    最盛期、年間200食ものパンケーキを食べていた、パンケーキのエヴァンジェリスト・トミヤマユキコさんが、いま注目する食文化「ネオ日本食」。ホットケーキ、ナポリタン、オムライス、焼き餃子、ハムカツ……海外から来たのに日本食としかいいようのない、ガラパゴス的進化を遂げた料理たち。本連載は、その数々をめぐる冒険である。 トミヤマユキコ 1979年生まれ。ライター・大学教員・パンケーキのエバンジェリスト(伝道者)。「図書新聞」「タバブックス」「ESSE」「文學界」「エルアターブル」「ミステリマガジン」「女子SPA!」「AM」などで執筆中。早稲田大学では少女マンガ研究をメインとしたサブカルチャー関連講義を担当する。著書に『パンケーキ・ノート おいしいパンケーキ案内100』(リトルモア)。清田隆之さんとの共著『大学1年生の歩き方 先輩たちが教える転ばぬ先の12ステップ』(左右社)が、3月末に刊行予定。

  • 大森一樹『映画監督はこれだから楽しい わが心の自叙伝』

    『オレンジロード急行』、『ヒポクラテスたち』、『風の歌を聴け』、吉川晃司三部作、斉藤由貴三部作、『ゴジラ』シリーズ等 日本映画界を揺るがす才能で娯楽映画を作りつづけた大森一樹監督が、人生を振り返り綴った最後のエッセイ。2023年10月27日、リトルモアより刊行予定。 https://littlemore.co.jp/isbn9784898155790 ★「僕の心を動かした1000本の映画」リストを公開中! ブックデザイン:赤波江春奈 日下潤一 カバーイラスト:伊野孝行

  • 稲田俊輔『食いしん坊のお悩み相談』

    食いしん坊が結集! 食べる・飲む・料理にまつわるQ&Aに共感必至。 南インド料理店「エリックサウス」総料理長、飲食店プロデューサー、大ヒット料理書も多数手がける……!飲食界きってのエンタテイナーがさまざまなお悩みやギモンに答えます。エッセイを読むように楽しめる、粋な名回答64連発。 定価:本体価格1600円+税 リトルモア刊

  • 稲田俊輔『おいしいもので できている』

    飲食界随一のエンターテイナー、稲田俊輔(イナダシュンスケ)による初のエッセイ集。 どんな食べ物にも喰いつき、「おいしさ」をトコトン暴きだす天才! 人気店「エリックサウス」創業者、飲食店プロデューサー、自称変態料理人=イナダシュンスケが、ど定番の「おいしいもの」一品ずつを語る。 これを読めば、食事は最高のエンターテインメントになる! 食べ物への偏愛が注ぎ込まれたエッセイ集。レシピ4点付き。

  • 『わたし×IT=最強説』NPO法人Waffle・著

    IT分野のジェンダーギャップ解消を目指すNPO法人Waffleが、3月8日の「国際女性デー」に合わせて、プログラミング必修の時代に欠かせない、女子&ジェンダーマイノリティのための新しい進路応援ガイドとして『わたし×IT=最強説 女子&ジェンダーマイノリティがITで活躍するための手引書』をリトルモアより出版します!http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=1072

最近の記事

大森一樹監督 僕の心を動かした1000本の映画リスト Part3/3

地獄への道 (ヘンリー・キング 1939) 西部の人 (アンソニー・マン 1958) 西部の男 (ウィリアム・ワイラー 1940) サンタフェ (アーヴィング・ビシェル 1951) 欲望の谷 (ルドルフ・マテ 1954) テキサス群盗団 (レスリー・セランダー 1966) リオ・グランデの砦 (ジョン・フォード 1950) ケンタッキー魂 (ジョージ・ワグナー 1949) 11人のカウボーイ (マーク・ライデル 1971) ドノバン珊瑚礁 (ジョン・フォード 1962) ジェ

    • 大森一樹監督 僕の心を動かした1000本の映画リスト Part2/3

      ロイ・コルト&ウィンチェスター・ジャック (マリオ・バーヴァ 1970) MACARONI WESTERN BIBLE「復讐篇」(アルバート・カーディフ 2002) MACARONI WESTERN BIBLE「ジェンマ篇」(スタン・バンス、フロレスターノ・ヴァンティーニ 2003) ラシター&マーティン~砂漠の10万ドル (J・R・マーチェント 1966) 荒野の処刑 (ルチオ・フルチ 1975) 荒野の三悪党 (ジュゼッペ・コリッツィ 1969) 風の無法者 (ジョルジオ

      • 大森一樹監督 僕の心を動かした1000本の映画リスト Part1/3

        暴力戦士 (石井輝男 1979) ある兵士の賭け (キース・エリック・バート、千野皓司、白井伸明 1970) 白昼の死角 (村川透 1979) 冒険者カミカゼ (鷹森立一 1981) 狙撃 (堀川弘通 1968) 弾痕 (森谷司郎 1969) 豹は走った (西村潔 1970) 薔薇の標的 (村川透 1980) 黄金のパートナー (西村潔 1979) ヘアピン・サーカス (西村潔 1972) 白昼の襲撃 (西村潔 1970) 死ぬにはまだ早い (西村潔 1969) 野獣都市 (

        • 正解のない食の押問答〈後編〉 稲田俊輔×TaiTan対談 in青山ブックセンター本店

          ◆TaiTanさんのお悩み検証会 TaiTan この間ちょうど経験したんですけど。お昼に都内某所を歩いてたら、料亭があったんですよ。高そうな料亭だなと思ったら、ランチ営業やってますと。値段を見たら、まあ安かったんです。ネットでちょっと調べたら、普段(夜の平均予算)は2万から3万。だからまあちょっと入ってみようかなと。で、料理の具体的な写真は見ずに入ったら、店内は結構質素で。料亭というよりは蛍光灯が目立つ感じだったんですね。で、結果からいうとその店で山菜そばを頼んだんです。

        大森一樹監督 僕の心を動かした1000本の映画リスト Part3/3

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        • トミヤマユキコ「ネオ日本食ノート」
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        • 大森一樹『映画監督はこれだから楽しい わが心の自叙伝』
          リトルモア
        • 稲田俊輔『食いしん坊のお悩み相談』
          リトルモア
        • 稲田俊輔『おいしいもので できている』
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        • 『わたし×IT=最強説』NPO法人Waffle・著
          リトルモア
        • 『仲條正義 絵の中に入る』
          リトルモア

        記事

          正解のない食の押問答〈前編〉 稲田俊輔×TaiTan対談 in青山ブックセンター本店

          ◆ラジオ共演ぶりの再会 稲田 皆さん、今日はお集まりいただきありがとうございます。TaiTanさんもお久しぶりです。 TaiTan お久しぶりです。まずは刊行おめでとうございます。『食いしん坊のお悩み相談』。 稲田 どうもありがとうございます! TaiTan そもそも僕が何者なのかわかってない方が大勢いると思うので。 稲田 すごいミュージシャンです。 TaiTan いやいや、そんなことないです。僕、TaiTanって言いまして、ラッパーをやりながらPodcast番

          正解のない食の押問答〈前編〉 稲田俊輔×TaiTan対談 in青山ブックセンター本店

          「幕の内大作戦」 ◆文喫イベント開催記念『おいしいもので できている』より特別公開!

          幕の内大作戦   漫画家ユニット泉昌之(『孤独のグルメ』で有名な久住昌之さんが原作担当)の作品に「夜行」という傑作があります。これは、一人の男が夜行電車で一折の幕の内弁当を食べる、ただそれだけを描いた短い作品。作中で主人公はおかずの順番やご飯のペース配分をひたすら真剣に考えつつ食べ進めます。そして最後の最後に思わぬ悲劇が起こるのですが、その衝撃的な結末がどういうものかは読んでみてのお楽しみ、ということでここでは触れずにおきましょう。  とにかく僕はこの作品を読んだ時に主人公に

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          【3/8発売!】『わたし×IT=最強説 女子&ジェンダーマイノリティがITで活躍するための手引書』 プロローグ公開。

          はじめに こんにちは!Waffleです。私たちは、より多くの女子&ジェンダーマイノリティがプログラミングの楽しさを実感し、ワクワクしながらIT分野の進路を思い描けるように応援しているNPO法人です。  Waffleという名前から、みなさんはどんなことを想像しましたか?  実はWaffleは、「Women AFFection Logic Empowerment」を略してつけた名前です。 「愛情深く、そして論理的に女性をエンパワーメントしたい。むずかしく捉えられがちなテクノロジー

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          新刊やイベント、展示などの情報を日々発信しています! ▶︎https://www.instagram.com/little_more_books/ ▶︎アカウント @little_more_books ぜひこちらもフォローをお願いします。 撮影は、加瀬健太郎さん。 【News💫】 『ポール・ヴァーゼンの植物標本』刊行記念トークイベントが行われます! [植物標本の魅惑──『ポール・ヴァーゼンの植物標本』刊行によせて]開催決定! 出演は堀江敏幸さん、飯村弦太さん、池田博さん〈

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          『仲條正義 絵の中に入る』

          インスピレーションとタカラモノ。 グラフィック・デザインで大きな足跡を残した巨星、仲條正義氏が 12年にわたり「暮しの手帖」の表紙として描き続けた75枚の絵。 そのすべてを収録した画集『仲條正義 絵の中に入る』ができあがりました。 可愛らしくて楽しい絵の中に入ってみると、恐ろしいようないくつもの絵画の実験に出会いました。 4羽のカラスをどう描くか。コップの中の歪んだ世界をどう描くか。 揺れる柳を、もぐらを、山肌を、ランプの光と影をどう描くか。 仲條さんの頭と手が動いています

          『仲條正義 絵の中に入る』

          『話し足りなかった日』 書店員さんから感想が届いています!

          貧乏をネタにするわけでもなく、訥々淡々とした思考で 自分の日常を語る、イ・ランさん。 なんとなく韓国の有名な人、という程度にしか知らなかったので、 本に書かれた様々な金額を円換算して驚きました。赤字!? お金を気にしながら生きるふつうの暮らしを こんなにもふつうに書いているのに、読むのはとまらない。 お金に困るイ・ランさん、就職活動をするイ・ランさん、 資格をとるイ・ランさん、泣いているイ・ランさん、 怒るイ・ランさん、がんばるイ・ランさん、 肩をすくめるイ・ランさん、友達

          『話し足りなかった日』 書店員さんから感想が届いています!

          『話し足りなかった日』の目次

          イ・ラン、待望の新刊『話し足りなかった日』(オ・ヨンア訳)。 いまを駆け抜けるイ・ランの、切実な問いと優しさに満ちたエッセイの数々。内容はもちろんのこと、実はタイトルの付け方もまた秀逸なのです。今回はこの本の〈目次〉を、特別にご紹介いたします。 〜〈目次〉〜 第一部 芸術製造業者 トロフィーをオークションにかけた日 〇の意味 付箋とモニター画面 どうしてお前は金の話ばかりするんだ? 魅力マーケット きれい好きが私の自慢だったのに 芸術という労働 Hの舞踊労働 作業室を離れ

          『話し足りなかった日』の目次

          稲田俊輔『おいしいもので できている』より「ミニサラダの永遠」 特別公開!

          飲食界随一のエンターテイナー、稲田俊輔(イナダシュンスケ)による初のエッセイ集『おいしいもので できている』。珠玉のエッセイのなかから、「ミニサラダの永遠」を特別公開いたします。試し読みにぜひ! ミニサラダの永遠  とあるちょっといいお寿司屋さんでランチを食べていた時のことです。カウンター席で食べていると隣に、いかにもお金持ちらしい服装とアクセサリーのマダムが座りました。どことなくやり手の女性経営者といった風情です。マダムは席につくやいなやテキパキと「五目ちらし」を注文しま

          稲田俊輔『おいしいもので できている』より「ミニサラダの永遠」 特別公開!

          『おいしいもので できている』みなさまからのご感想

          ■ 『おいしいものでできている』を書いた人はちっとも恥ずかしがらない。 嘆かない。照れない。ずっと食べものの話ばかりしていて、やけに楽しそうだ。 この本には、食べものの食べ方の、味わい方の、おもしろがり方の、そして作り方のことだけが書いてある。 場所や店や料理はすぐに手が届かないことがあるけれど、「方」は今日にもまねできる。 まねしなくても読み終わるころには、きっと近所の店に行ったり台所に立ったりするだけで、となりから声が聞こえてくるようになってしまう。 そしてアルデンテのパ

          『おいしいもので できている』みなさまからのご感想

          『おいしいもので できている』レビュー掲載★イナダさん出演情報

          ・産経新聞【聞きたい。】(6月6日発行) 稲田俊輔氏インタビュー ▶︎「食いしん坊目線 洒脱に描く」 https://www.sankei.com/article/20210606-STVX4VRKXRMZRL4IA7L5YMNSSU/ ・「新潮」(6月7日発売号) 稲田俊輔氏 随筆「お茶漬けの颯爽」掲載 ・サンデー毎日(4/27発売) 書評:木村衣有子さん ▶︎食と仕事が溶け合い「おいしいもの」を語る https://mainichi.jp/articles/20210

          『おいしいもので できている』レビュー掲載★イナダさん出演情報

          【特別公開】 はじめに 稲田俊輔『おいしいもので できている』

          はじめに  人は誰しもおいしいものを食べるのが好きだと思います。ですがその中には一定数、常軌を逸してそれが好きな人たちがいるような気もします。そして僕自身もその中のひとりだというはっきりとした自覚があります。  この「常軌を逸した」人々は、人生における時間やお金、そしてそれ以上に「気持ち」の使い方の優先度が思いっきり食に向いています。そしてその興味は往々にして、おいしいものだけでなくおいしいかどうかもわからないもの、時には決しておいしくはなさそうなものにまで向けられるので

          【特別公開】 はじめに 稲田俊輔『おいしいもので できている』

          【#4 質疑応答】イギル・ボラ×温又柔「私の言語を探して」 この旅はつづく

          『きらめく拍手の音 手で話す人々とともに生きる』の刊行を記念したトークイベントの模様をお伝えしていきます。 前回までの記事はこちら→【対話#1】【対話#2】【対話#3】 イギル・ボラさんと温又柔さん、おふたりの対話後、参加者の皆様からのご質問にお答えいただきました。 ■Q1:「コロナ禍でマスク着用が必須となりました。意思の疎通にどのような影響を受けていますか?」 イギル・ボラ:今日このトーク会場には、手話通訳の方が来てくださっていて、みなさんは画面越しに手話をご覧になっ

          【#4 質疑応答】イギル・ボラ×温又柔「私の言語を探して」 この旅はつづく