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June夏の香り-2 One of Your Girls

夜中の2時、線香の香りと自分の汗の香りが混じり、無我夢中で彼にキスをしていた。こんなはずじゃなかったのに・・・と思いながらもキスを止めることはできなかった。キスをした時、付き合っていた彼氏には感じられなかった、彼には何でも許せる安心感と、とろけてしまうような魔法を感じた。もしかして、体の相性はいいのかも?でも、ダメだ。今夜は帰ると決めていたのに、何やってんだよ。。 「ごめん、やっぱ無理。」キスをやめた。彼は微笑み、「じゃあ、今まで何でやめなかったの?」とこちらを見ながらまた

    • June夏の香り-1 Cruel Summer

      4年付き合った彼と別れを決意し、思い切ってマッチングアプリを入れた。大学生かよ、恋なんてまたできるのか、と半信半疑でスワイプを続ける。スワイプしてもなかなかしっくり来る人が出てこない。あれ、ちょっと待って。かっこいい。。。 城田優似のイケメンが出てきた。思い切って右にスワイプしたら、画面には大きく"Matching!"と表示され、指が震えた。その人と一言二言しか話してないが、週末に今夜の予定がなくなったので、空いてるかどうかと連絡が。 私はその晩渋谷で国際交流イベントに参

    June夏の香り-2 One of Your Girls