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弱火でトロトロ、ときどき予熱で。

noteを始めて6か月が経ったみたい。アラートが出て教えてくれた。

このアカウントを立ち上げた時の気持ちは、今でもしっかりと覚えている。

何かとビジネス書とか勉強本を手に取ることが多かったのに、ふと帯が気になって手に取ったエッセイ。息子が寝静まった後にソファーでゴロゴロしながら読んでいた。

読み始めたら「え、エッセイって楽しい」「日常を切り取るってすごく素敵」という世界観にぐいぐいと引き込まれた。そういえば、小学生のころはさくらももこさんのエッセイが大好きだった。

そして、読み終わると同時に、ごそごそとパソコンを開いてアカウントを作り、ドキドキしながら1つ目の記事を載せた。

わたしも「毎日の小さいこと」に目を向けて、言葉にしたいというワクワクでいっぱいだった。


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それからは、手帳にメモした本の一節を読み返す日々。

毎日の出来事×こころの動き×じぶんの視点=エッセイ的なもの

ちょっとでも心が動いたら、どんどん記事にしていく。それが楽しくて図らずや毎日更新をしていた最初の3か月。

まいにち低温でずーっと書き続ける。どーんと目立つ絶品料理のような超傑作や力作ではなくて、じわじわと低温調理みたいな作品。毎日まいにち淡々と書いていくスタイル。

と、著者がおっしゃっていた。だからこそ「弱火でトロトロ書くように」というタイトルだそう。

わたしの「毎日更新」は途絶えてしまったけれど、心が動く瞬間があれば、すぐに文章にしようと意識している。問題は更新頻度ではなく、どれだけ続けられるか。

美味しくなーれとイメージしながら、少しずつ調味料を追加して、野菜も追加して、かきまぜて。そんな気持ちでnoteを更新している。

『弱火でトロトロ、ときどき予熱で』

くらいが、わたしには丁度良いのかもしれない。でも、よく言うでしょ。

予熱でじっくりと味をしみ込ませる。だからこそ、二日目・三日目のおでんは美味しいって。

そんな、ホロホロになった大根みたいな、文章が書けたらいいな。


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じぶんの生活にエッセイ的なものが定着したころ、文章を書くのが好きだということに気づいて、webライターデビューをした。「書くこと」を仕事に出来ると知って、走り出してしまったのだ。

半年前は全く想像もしていなかった世界に、どっぷりと足を踏み入れ始めている。まさにこのエッセイ本の帯の通りではないか。

「読む前の人生には戻れない、禁断のエッセイ!」

どうしてくれるんだ、末吉さん。と思いながら、毎日を明るく楽しくしてくれたことに、大きく感謝している。そんなnote6か月記念。

note12か月記念を迎えるころには、どんな人生になっているんだろう。楽しみで仕方がない。


サポートありがとうございます。私のところで止めるのではなく、別の方へのサポートという形で「幸せの輪」をつなげていきたいと思います。