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自分に時間を使わないなんて、もったいない|『マイタイム』

ドタバタする毎日の中に、ちょっとだけで良いから、自分の時間が欲しいなぁと思っていた頃に読んだ一冊。

なんとなく「自分の時間をとることは贅沢なこと」「自分勝手なこと」なんて思ってしまうことありませんか。

別に何か言われたわけでもないのに「夫に子どもを預けて出かけるのは、なんか悪い気がする」と思ってしまう罠。少しずつ練習はしているんだけど、でも今でも100%解放されているかというと、そうではないよなぁ。

だからこそ『マイタイム』を読みながら、うんうん、この時間はワガママではなくて、必要な時間の一つだなと考える癖をつける練習です。

『マイタイム』を手に取った理由

オシャレな表紙に惹かれたというのもあるんだけど、何よりも帯の言葉がグサッ。

『社員でも、親でも、妻でもない、‘’自分”になれる時間ありますか?』

私にとっては、こうやってnoteを書いたり、Stand.fmで音声配信をとったりする「クリエイター・タイム」が重要なマイタイム。

でも、そうやって手を動かす時間だけじゃなくて、もっと考えたり内省する時間も必要だよなぁなんて思って、手に取りました。

『マイタイム』からの気づき・学び

フィンランドでは「人のことをやる前に、まず自分のこと」と、よく言われます。つまり、「誰もあなたの面倒を見てくれないのだから、あなたには自分の面倒を見る責任がある」ということです。

モニカ・ルーッコネン (著), 関口 リンダ (翻訳)『マイタイム』2018年、ディスカヴァー・トゥエンティワン社

フィンランドでは「自分」を優先するように言われるのだそう。一方で、私たち日本人は「自分優先にするのはワガママ」と捉えられてしまうことが多いきがします。

この箇所を読んだときにパッと思い出したのが、飛行機に乗った時に最初に流れる非常時のムービー。まずは自分の酸素マスクをつけてから、子どもや周りの人が酸素マスクをつける手伝いをしましょう、って流れるアレ。

自分が呼吸ができるようにならないと、つまりゆとりがない状況で、人に手を差し伸べようとしても上手くいかないもの。だからこそ、まずは「自分」を大切にする。

『マイタイム』から取り入れたこと

自分の人生、健康、夢について考え、リラックスし、充電できるように少し自分に投資する時間をつくってください。一度きりの人生なのに、自分に時間を使わないなんて、もったいない!

モニカ・ルーッコネン (著), 関口 リンダ (翻訳)『マイタイム』2018年、ディスカヴァー・トゥエンティワン社

毎日の生活がドタバタしていると、自分の時間を確保したいなんてことも考えなくなってくるもの。だからこそ、定期的に「最近自分の時間をとっているかな?」と考える癖付けをしています。

改めて、過去の自分の記事を見てみたら、色々な方法で挑戦していたみたい。

その時によって、カフェに行くゆとりがある時期もあれば、今のように授乳中であまり家を出れず、おうちの中でのマイタイムという時期もある。

家族の形や仕事のスタイルはどんどん変わっていくものだから、そのシーズンに合わせた、色々な「マイタイム」の取り方を選択肢として持っておくのは大切だな。

『マイタイム』をおすすめしたい方

・やりたいことがあるはずなのに考える暇がない
・日常を楽しくしたいのに踏み出せていない
・毎日が淡々としすぎてどうもつまらない

そんな悩みを持っている方って、たぶん毎日を全力で頑張っている人なんだと思う。社員である自分や、ママである自分。妻である自分。クリエイターである自分。いろんな自分がいて、とにかく走り回っている方。

これだけ頑張っているし、毎日くたくたになっているのに、それでもやっぱりなんだかちょっと足りない。

「いや、そんな時間とれないんだって」と言いたくなる人ほど、一度立ち止まってマイタイムを取ると良いと思う。頑張っているつもりでも、実は横に進んでいて、前に進んでいないのかもしれないから。

仕事や家族に対して、いつも頑張っているんだもん。一週間に1回だけ、一日の間の15分だけ、自分時間をとるのは、全然ワガママじゃないよ。大丈夫。

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