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パスタが、怖い。

昨日の夜ご飯はテンションの高い息子がいて賑やかだった。

なんとなくしょっぱいものが食べたい気分だった私。

ラクチンしてパスタにしようと思ってたので、和風パスタでいこう。

キャベツなどの野菜を刻んで、鰹節をたっぷり入れて。

ふと、戸棚に「煮干し」が残ってることに気づいた。

使い方がよく分からず数か月放置していた、小さな煮干し。

お魚だしと思って、パスタソース(というかスープ)に入れてみた。

食べる頃には、スープを吸ってくたっとして良さそう!

そんな新メニューをお皿に盛りつけて、食卓へ持っていく。

「今日はパスタだよー」「わーい!」

そんなやりとりをしながら、みんな揃って「いただきます」

と、思ったら、息子がひとこと。

キャーーー!お魚がいるーー、こわいーーー

母ちゃん的には「しめしめ、カルシウムが摂れるぜ!」

父ちゃん的には「乾燥してるとはいえ久しぶりの魚!」

でも、息子的には、なんだか怖いものが混じってたそうだ。

たしかに、改めてお皿を覗くとギラギラした体。

そして、ムンクの叫び的な落ちくぼんだ顔つき。

うむ、たしかに怖いかもしれない

子供の「こわいー!」の大人が反応しすぎたのが悪かったかもしれない。

そこからは、こわいこわい合戦になってしまった。

いつもなら胸を張って「くるくるするの上手なの」と言いながら、一人でスパゲッティを食べるのに、昨日は一口ずつ運んでもらわないと「怖い」そう。

とはいえ、常に大食いの息子。ギャーギャー言いながらも、パスタをお替りまでして、しっかりとカルシウムは摂取したはず。

なんだかんだ言いながらも食べるのが、彼の良いところ。

そんなことを思いながら、開けたばかりの煮干しの残量を思いだす。

まだまだたくさんある煮干し。どうやって食卓に登場させようか。

***

▼大食い息子のグルメなお話。


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