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インプットと、アウトプット。

インプットとアウトプット。

なんだか言葉が堅苦しくて、あんまり好きじゃないんだけど。

入れたり、出したり。貯め込んだり、吐き出したり。

だと、なんだか素敵な響きにならない(どころかなんかちょっと汚い)ので、今日のタイトルは仕方なくカタカナで。


1か月の長い旅行中は、みっちりと子どもと一緒にいたからこそ、「自分時間」なんてものがほとんどなくて。

「あーー、日常が恋しい」と思ったのは、私だけじゃなくて、子どもも一緒だったという話を書いたばかり。

その「日常」って何?って話だけど、私がすごく求めていたのは、もしかしたら「インプットとアウトプットをする時間」だったのかもしれないなぁと。

子どもといるのは楽しいんだけど、それで発見もあるんだけど、それでもやはり単調であるのは事実で。少しずつ自分の脳みそが「公園」「お風呂」「お着替え」みたいな言葉で埋まっていくのを感じていた。

そんな生活をしていたら、のどから手が出るほどに欲しくなったのが、入ってこなくなった情報。インプット。

・毎日の通勤時間に聞いている英語のポッドキャスト
・たまにKindleを開いて続けている日本語の読書
・面白そうな英語ブログを探して読み漁ったり
・noteを書くたびに1,2個他の方の記事を読んだり
・YouTubeで手帳やノートアカウントを無駄に見たり
そんな何気ない「好き」を体に取り込む感じ。

自分の中にある情報量は限られているからこそ、外からの「お喋り」や「書き物」をおすそ分けしてもらうことで、新しい刺激になっていたんだな。

読んだり聞いたりした話を受けて、さて、自分はどう考える?ってするのが好きなのかもしれない。

そういう「目の前にいるワケではないけど、こちらが勝手に友達のように思っている方々のお話」が入ってこなくなったら、日常が「子ども」だけになってしまった気がした。

かといって、公園で遊んでいるのを眺めながらイヤホンでポッドキャストを聞いているのはどうかしらと思うし、太陽を浴びすぎて子どもと一緒にバタンQと寝落ちする日々。

入ってくる刺激が減ってしまうと、頭の中で考えることも堂々巡りになってしまって、しまいには「これといって何も考えていない」状態に陥るんだなと言うことを、身をもって体感した。

ルワンダに戻ってきて、体調を崩して、ベッドの中で転がりながら、まず手を出したのがKindle。活字を欲していて、もう何でもいいからとだいぶ前にダウンロードしていた本を、38℃の熱の中で3冊ほど読み漁った。

すると、少し調子が戻ってくる。

体調も戻って、通勤が始まったと同時に、とにかくポッドキャストが聞きたくなる。やる気の出る話から、夏休みの向けた準備やら、とにかく何でもいいから面白い話を聞きたくて、無駄に車に乗ってポッドキャストを聞き続けたい現象に陥った。

すると、少し調子が戻ってくる。

面白い話を聞いたり、興味深いなぁと思うごとに、少しずつ自分の脳みそがカチカチと音を鳴らして、思考するようになってくる。

これを自分の暮らしに取り入れるには?
これは今の自分にとって重要なことかな?
これは誰にシェアしたい内容かな?

そうやって取り入れた情報を、もぐもぐと咀嚼していくうちに、そろそろそれを言葉にして外に出したくなってくる。多分これがアウトプットというやつ。

・暮らしの中の「好き」を束ねたいと思って、ラジオを再開。
・そろそろ文章も書きたいなと思ってnoteも再開。
・深堀して考えると…。とポッドキャストも再開。

どれも旅行中という異空間では、脳みそが動いていなくて、アウトプットしたいということさえ考えなかったのだけど。

でも、少しずつ日常を取り戻してきて、頭がまた回り始めて、自分の中の言葉が出てくるようになってきて。じわじわと、楽しくなってきた。

過去にStand.fmで、このインプットとアウトプットのバランスの話をした時に「とてもasaさんらしい発想」と言ってくれた方がいたんだよね。

もしかすると、人よりもちょっとアウトプットが多めだからこそ、そしてアウトプット的なことを始めて結構時間が経っているから、経験として感じているのかもしれない。

どちらもバランスで、本を読みすぎても頭でっかちになるし、喋りすぎても中身がなくなる。

なんとなく自分の中にある袋に、モノを入れては、ちょっと味わって、そして出していく。この一連の流れが、ちゃんと流れてくれると心地よい。

そんなことを感じている、今日この頃。


▼海外暮らしをして感じたことを、ゆるゆるとお喋りしているポッドキャストもやっています。Apple PodcastやSpotifyにて配信中。


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