![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/96984315/rectangle_large_type_2_cafad64c5ffe371963cfa675651534b1.png?width=1200)
【ココロ】自信をつける - 2. 印の位置を決める、言葉を変える
自信はどこから生まれるのか
印の位置を決める、言葉を変える
周囲への言葉を変える
自信があるとなぜいいのか?
🪷🪷🪷🪷🪷
2 印の位置を決める、言葉を変える
言葉の積み重ねによってそれを苦手だと思ったり、得意だと思ったりするようになることがわかりました。
「周囲の言葉によって、自分の自信の有無が変わるならどうしようもないじゃないか!」
そう。周囲の人の言葉を変えることはできません。
ですが、自分の独り言を変えることはできます。
セルフ・トーク
セルフ・トークと呼ばれる独り言の「数」はすごいのです。これを読みながらも頭の中では色々会話をしているでしょう。何かを見たり聞いたり考えたり、私たちは頭の中で1人で会話をしています。周囲の人からかけられる言葉の数などとは比較にならない量なのです。
これから1分時間をはかって、セルフ・トークを書き出して見てください。頭の中に浮かんだ言葉全てです。
「何を書けばいんだ?」「何も思いつかないよ。」「う〜ん、これかな」
と言うのもセルフ・トークです。
もちろん、実際に発する言葉もセルフ・トークです。
ここでは、頭の中でぶつぶつ言っている方のセルフ・トークのコントロールについて話をしていきます。
印の位置を決める
「本当はどうしても得意になりたい何か」を自分で書き出してみましょう。
ここでは「ジャンプすること(ジャンプ力)」を例にしてみます。
これまでの「わたし」はジャンプ力に自信がありません。全く跳べるようになるとも思えないし、苦手としか思えません。でも、ジャンプ力がつくと良いな〜高く跳べる人が羨ましいな〜と思っています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/97036732/picture_pc_c6dc6c8b3435b4c2253885dd04b305d5.png?width=1200)
未来の「わたし」は「わたし=ジャンプが得意だ」と設定します。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/97036739/picture_pc_e18f777a7adc49065681fc4898b15ecb.png?width=1200)
ただ書いて印をつけるだけです。淡々と作業しましょう。誰かに見せたり、声に出してはいけません。なぜなら、誰かに見せることを前提とすると「こんなのできるわけがないのに恥ずかしい」などと言う余計な感情が生まれてしまい、作業を進めることができなくなるからです。また、声に出してしまうと、ほぼ必ず否定する人が現れます。「何言ってんの?そんなことできるわけないじゃん。」などと言う言葉は、あなたの心をへし折ってしまう可能性があります。
だから1人で静かに淡々と行なってください。
セルフ・トークを変えよう!
「わたし=できる」を基準にセルフ・トークします。
【できなかった、うまくできなかった】
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/97037819/picture_pc_9bf6ae3f25c27df4bed365e8a16215ac.png?width=1200)
「わたしらしくない」
= 本当はできるはずなのに、できないなんてわたしらしくない!
例)「あれ?できなかったよ。ハァ〜!わたしらしくないわ〜」
「おかしいな、できるはずなんだけどな。」
「もったいない」 = 本当はできるはずなのに、ミスしてしまうなんてもったいない!
例)「うぁ〜ミスするなんてもったいなかったな〜!できたはずなのにな〜!」
【チャレンジすらしなかった】
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/97046802/picture_pc_19751fca5b69bcdd76faa4b5ea883a95.png?width=1200)
「わたしらしくない」
= やればできるはずなのに、やることすら避けてしまうなんて全くわたしらしくない!
例)「怖くてやめてしまった!このくらいのこと怖くないはずなのに。こんなのはわたしじゃない!」
「もったいない」
= やればできたはずなのに、成長のチャンスを逃してしまうなんてもったいない!
例)「かっ〜!やっていればできたはずなのに。なんてもったいないことを!」
【できた】
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/97047075/picture_pc_77168319eab6dba07b9d8a0634ab6ab5.png?width=1200)
「わたしらしい」
= できることがわたしだ。
例)「さすがわたしだな!」「これがわたしなんだ!」「もっといけるぞ!」
わたしらしい、わたしらしくない、もったいないの3つ
この3つを使うだけ。それだけです。
この3つの言葉の基準は「わたし=できる」にあります。
だから使えば使うほど「わたし=できる」の位置に印が動き、定着します。
ミスをして落ち込んでしまい「どうしてわたしはダメなんだ」「あ!悪いワード(セルフ・トーク)を言ってしまった」としても落ち込まないでください。そんな時は「ネガティブワードを言ってしまった!わたしらしくない!」と言い直せばOKです。
「次、どうする?」
わたしらしい、わたしらしくない、もったいない、の次にくる言葉は「次(これから)どうする?」です。
「できなかった。わたしらしくない。じゃぁ次どうしようか?」
「ジャンプ力が今ひとつ上がらない。こんなはずじゃない。じゃぁどうしようか?」
すると、考えるはずです。「緊張していたから次はリラックスしてみよう。」「跳ぶタイミングを変えてみようか。」「腕の振り方を変えてみようか。」「コツを誰かに聞いてみようか。」
競技中にミスをしてしまったとしましょう。
「こんなところでこんなミスをするなんて。わたしはミスをするような選手じゃない!これから挽回するぞ!それにはどうする?何をする?」
🌷🌷🌷🌷🌷
まとめ
“未来のできる自分“に基準をおく
「わたしらしい、わたしらしくない、もったいない」
「次、どうする?」
たったこれだけであなたの「自信」を変えることができます。
これはトレーニングです。たった数回行うのではなく、継続して無意識に口癖になるまで意識的に行います。
それでも、残念ながら、あなたの前進を拒む人は必ず現れてしまいます。その時のためにどうするのか。次回はそれについて話をします。
留学時代の大学生だった頃、当時服用をしていた治療薬の副作用で情緒不安定になってしまったことがあります。簡単に言うと躁鬱状態だったのですが、薬のせいとはいえ、少しの間カウンセリングに通っていました。(アメリカ人サイズの薬を小柄な日本人が服用していたのがそもそもの間違いだったようにも思います…)
誤解をして欲しくないので、とても良い先生だったことを先に書いておきます。この先生のおかげで「躁鬱の原因」が薬のせいだと分かったし、うつ状態からはすぐに脱することができました。それでもカウンセリングの中でどうしてもできなかったことがありました。それは、毎朝鏡で自分の顔を見ながら「I can do it!」と言うことでした。この時は、自分の顔すら見たくなかったし、できないと思い込んでいるのに「できる!」なんて到底いえたもんではありませんでした。
認知科学ベースのコーチングを学んだ今となっては、これがどうしてできなかったの、どうしたらよかったのかもわかるようになりました。
💫💫⭐️⭐️💫💫
自信は使う言葉で変わります。
実際に指導した中で、このセルフ・トークを変えただけでパフォーマンス力がアップした選手はいます。
株式会社りとるジム www.littlegym.jp
興味のある方は りとるジム へお問い合わせください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?