【ココロ】ポジティブ思考は正しいのか?
数年前にテレビであるタレントさんが
「ポジティブ思考は気持ち悪い。」
と言う話をしていました。彼は、
「後ろを向きながらも前に進んでいるけど、ダメなの?」
「こんな生き方はダメなの?」
と嫌気がさしたような表情をしていました。
この方は、私が思うに、間違いなく仕事で成功されています。
私も実は、「ポジティブ思考ってそんなにいいのか?」と疑問を持っていたタイプです。
明らかにおかしい言動なのに、それに対して「素晴らしい!さすがです!」などといったやりとりを見ていると、それこそ「気持ち悪い」とさえ感じました。
かと言って、ネガティブが良いと思っていたわけではありません。
若い頃、私は何かに挑まなければならない時、いつも最悪の事態を考えていました。例えば、面接など初めての場所に出向くときは、こんなことを言われたらどうやって対応しようか。すごい嫌な人だったらどのように対処しようか。など。
私はこれをずっと「ネガティブ思考」だと思っていました。
ポジティブ思考と脳天気の違い
「Rethinking Positive Thinking」
4〜5年前に紹介された本。英語でしたが、一所懸命ざっくり読みました。
本の中に書かれている研究で、減量が必要な複数の大学生に質問をします。
「あなたはダイエットできますか?ダイエットが成功すると思いますか?」
「はい!私にはできると思います。」
と即答する人たち。
即答はせずに、
「でも、誘惑に負けてしまうことがあるかもしれない。できるかな。」
と考える人たち。
ダイエットに成功したのは後者の人たちだったそうです。
成功の秘訣は
これから立ちはだかるであろう障害を予測することができ、予めそれについて対処を考えておくから。これは決してネガティブ思考ではありません。
何も考えず、何も予測せず「できる、できる〜」と言う思考は、障害が立ちはだかった時、何も準備をしていないために挫折してしまう可能性がとても高いです。
ただの脳天気。
本当のポジティブ思考とは、
・しっかり進む先を見る(未来を見ている)
・立ちはだかる障害を予想できる
・それに対して対処方法を考えることができる
・それをできるという自信がある
と言うことだと思います。
冒頭でのあるタレントさんも、悪いことを一度想像していた私も、ネガティブなのではなくポジティブ思考なのだと思います。
それをすることでどんな結果が起こるのか、それを全く考えずに何でも肯定するのはポジティブ思考ではありません。誰かの行いについても同じく、先を考えずに肯定したり褒めるのはポジティブ思考ではありません。
本当の“ポジティブ思考“の人たちと話をすると、全く気持ち悪くないし、それどころか気持ちが安らぎ、力が湧いてきます。
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株式会社りとるジム
カラダとココロのメンテナンス
www.littlegym.jp
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