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春は花達とわたしのひとり芝居



富士山を包む日差しが
柔らかな香りを運んでくれたら

春の陽射しは
心温まる自然界からのギフト

老いも若きも公平に
たとえ
墓の中に永眠しょうとも
公平に春の陽射しは
希望と夢を投げかけてくれる

ドライフラワー
綺麗がリアルだけに
生きている
今をドライにしてしまうという
人間の技術革新に
罪悪感が生まれてくる
考え過ぎのうさぎはふさぎこむ

石油化学の産物
フェイクフラワーも
何処まで
地球に優しいのか?などと
不可解な疑問のおばけに出会ったら
そりゃ
優しくないさ!
なんて
我がぐりんびー村の
ムッシュ.クロエなる
インテリ烏に言われそう

お構いなしの歌姫
小さなモール人形のうさぎ
愛の花束に囲まれ
ひとり芝居

パリの裏路地の
アコーディオン引きの
気の良いのっぽのうさぎと 
また明日ねと約束し

一心不乱に
石畳をかけのぼり
アパルトマンの階段をかけのぼり
そして
気の良いのっぽのうさぎの部屋に
春の花束届けたら
そっと
花束にかけのぼり隠れる

そう
目は口ほどにものを言うなど
誰か言ったのか
輝くその瞳は
燃える小粋を語る

パリの夜は更けて
春風に吹かれ
ふと
我にかえる時
恋は終わりを告げる

命短し恋せよ乙女と…

乙女に限らず
恋する情熱を忘れずに
生きたいものだと
ムッシュ.クロエは
率直になれずにひとりつぶやく

ミミちゃんや
小さなうさぎ達は
なんと
愛らしいことか!
…その率直さが
そもそも
あゝ
なんて

わたしは愚鈍なのだろうか!と

"まぁ
いいんだよ
動物それぞれ顔がある様に
それぞれの考えがあり
お互いに
リスペクトすれば
摩擦は起きないさ!"と
パリの白いシルクハットの
小粋なフクロウも賢い

“人生なんて
いつも
ウィ!マドモアゼル”

そう
ひとり舞台でいいんだ
いつか
群衆は拍手喝采で
大きな花束投げかけてくれるさ…

Season’s Greetings from Green’B






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