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Time Capsule(歌詞)

無人駅 錆びたフェンスに
からまった アケビの蔦よ
したたるような 夏は過ぎ去り
あなたと過ごす 時は置き去り

線路沿いで 鬼ごっこ
あなたはいつも 捕まらぬ
タイムカプセル 持ったまま
もう何年も 戻らない

線路の上を 電車が走る 乗客は一人
真っ暗闇の 田舎の道に 観客は二人
今も想うよ 通り過ぎた 子供時代

夕暮れが 映すシルエット
太陽は 姿を変えて
しびれるような 昼を連れ去り
こぼれるような 言葉捨て去り

フェンス越しに 夏を見た
あなたが聴いた 寂しさは
線路沿いに 今もまだ
今日の夕日は 戻せない

遠くの方に 上がっていたのは 工場の煙
つんざくような ヘッドライト 見つめながら
月の光が 照らしていたのは あの日の二人

もうすぐ時間が 迎えに来るね
埋めそこなった タイムカプセル 開けてみよう
悲しげな空 見上げる様に 木々が揺れてた

線路の上を 電車が走る 乗客は一人
月の光が 照らしていたのは あの日の二人
今も想うよ 通り過ぎた 子供時代






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