毎日を楽しむこと『猿面冠者』

こんな調子では、ひともおのれも楽しむことができない。だいいち、ていさいがわるい。めんどうくさいが、これは書き改めよう。虚栄心のつよい男はそう思って、しぶしぶ書き直しはじめた。

『猿面冠者』太宰治

GWが明けると「五月病」になる人が増えるが
私は４月の中旬から約一ヶ月何をしても
何を考えても、前向きになれない。

誰とも一緒に居たくないから部屋に篭る。
だけど、一人でいても心から笑うことはできない。

毎日、起きて仕事してご飯を食べて眠る。
この生活が毎日、毎日続くと思うと
いろんなことがどうでも良くなってきて
満足できることなんか一つもない。

「こんな調子では、ひともおのれも楽しむことができない。」

と言う日々が続いていた。

先週「タイムループ」に関する映画を見たけれど
こんな毎日なら、同じ日々を繰り返しているのと
何も変わらないんじゃないかと思うほど。

昨日の夜、とにかく笑いたくなって映画を観た。
今の私と同じように、なんとなくうまくいかない。
そんな毎日を送る主人公が変えたことは

・意識
・言葉
・行動

この３つだった。

ま、試してみるかという「意識」
ま、いってみるかという「言葉」
ま、やってみようという「行動」

これだけで、ハッピーエンドを迎えた映画。

フィクションだからというのもあるけれど
それでも、何もせずに閉じこもるよりは
よっぽど楽しい時間を過ごせると思った。

明日はカフェに行って仕事をする。
しかも行ったことない場所。
時間は2時間だけ。
美味しいコーヒーを見つける。
パン屋さんかケーキ屋さんで甘いものを買う。
スーパーで野菜を買ってくる。

いつもはしないようなことを少し続けたら
毎日が楽しくなった映画をちょっとだけマネする。