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丁寧なくらし『ロマネスク』


嘘のない生活。その言葉からしてすでに嘘であった。美きものを美しと言い、悪しきものを悪しという。それも嘘であった。だいいち美きものを美しと言いだす心に嘘があろう。あれも汚い、これも汚い、と三郎は毎夜ねむられぬ苦しみをした。

『ロマネスク』太宰治

綺麗に正しく、美しく生きようと思うほど
「欲」があるから、そんなうまくはいかない。

ここ数日神社仏閣に行った影響で
「欲」とか「生きる」とかいつもより考える。
目に見えるもの、感じるものとかって
どう捉えるかとか、感じることができるかって
自分の心の余裕に比例するものだと思う。

素直に自由に生きたい。

常にそう思って生きているから、嘘のない生活。
っていうものができるようになれたら
そういう生活が手に入る気がする。

今、求めてることは
・毎日美味しい味噌汁を朝食で食べること
・カーテンから入る陽の光を浴びること
・今日一日頑張ろうというやる気
・思う存分眠ることができる時間
・今日一日も幸せだったと思える心の余裕

一日一日を丁寧にくらす。
そういう時間を確保したい。


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