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散華

noteを書く時間だ。
そう思っていたら、地震速報。

家族と離れて暮らすということは
何かあったときに、大丈夫だろうか。
無事なんだろうかと不安に思ったときに
そばにいることができないということ。

仕事をするようになってから、全国各地に
お世話になった人、知り合いがいるから
どうか無事でありますようにと思う場所が
増えていったということ。

大切な人や場所やものが増えるほどに
心配することも大きくなることを痛感する。


御元気ですか、私は元気です、という事のほかには、なんにも言いたい事が無かったのであろう。純粋な衝動が無ければ、一行の文章も書けない所謂「詩人気質」が、はっきり出ている。

『散華』太宰

誰かに「御元気ですか、私は元気です」と
答えられることは決して当たり前じゃない。

それを何もない日に気づけるような人になろうと
心から思う。どうか、なにもありませんように。

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