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映画「ナポレオン」(監督:リドリー・スコット) 感想

公開日: 2023年12月1日 (日本)
監督: リドリー・スコット
映画脚本: デヴィッド・スカルパ
製作: Appleスタジオ、 スコット・フリー・プロダクションズ
撮影: ダリウス・ウォルスキー
製作総指揮: レイモンド・カークエイダン・エリオットマイケル・プラス

クソコラを作りましたのでご査収ください。

リドリー・スコット新作ということで結構楽しみにしていました。12月5日、歌舞伎町TOHOシネマにて鑑賞。公開直後なこともあり、座席は殆ど埋まっていました。

先日見た映画『首』と割と似ていて、伝説の武将を現代倫理で裁くというナンセンスを犯していました。ギロチンもあるよ!

ホアキン・フェニックス演じるナポレオンが、いい感じにナルシストでキモオジでした。プライドが高いが、ジョゼフィーヌの前でだけは幼児退行するなんとも言えないキモさ。映画館からも『ひぃぃ』という声が漏れ出ててました。

ナポレオンおじさん、ダメだよ手紙で『君のベッドに蛇はいないか?君の股はわたしだけのもの』とか送ったら。Twitterで晒されちゃうよ。

過去に類を見ないくらい残念無念なセックスシーンが出てくるのも元気出ました。なんて愚かで愛しいんでしょう。

残念なシーンばかりでもなく、皇帝になり自分で戴冠するシーンや、流刑地から戻り兵を募るシーンのカリスマ演出も派手で良かったです。傲慢キラキラおじさん満開!って感じでした。

期待してた戦争シーンもかなり楽しめました。なんだろう、想像していた威厳ある戦争シーンと対極にある感じの映像で満腹でした。最近見た中で1番近いのは『ソビエトvsナチゾンビ』の戦闘シーンっぽかったです。またもや英雄をゾンビ化したのか。ナチと同じくゾンビやフランケンシュタインと合体して擦られ倒すナポレオンが大量発生して欲しいです。全部見ます。

先日、同業の伊織さんと『普通、見知らぬ他人には”感じよく、優しく接する”』という話をしていたのですが、映画内では、それが全くできない人たちが沢山出てきてほっこりしました。できないよねえ、感じよく。短気ところとか、わたし自身と似ているなと思ってかなり反省しました。

性格ゴミカスで他人に感じよくできず、脳にチンコが詰まっていても、何百万人を殺した罪を背負っていようと、運とカリスマ性でかろうじて生き延びることができるんだなという勇気をもらえる映画でした。いや、たぶん、そういう映画ではないんですけど。

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