街の秘密


フェンスの青いペンキが剥げ落ちていく

僕は車で町を通り抜ける

窓は弾丸に砕けていく ガソリンの匂い

動く物の気配は無い


階段を駆け登り、二階へ上がる 部屋の扉を打ち破る

彼女は 白いシーツの上で眠っていた

晴れた空の雲の影が ゆっくりと過ぎて行く

太陽に囚われた町

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