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リテピ花写010 縁起が良くないはこじつけ さるすべり

夏に花を咲かせるさるすべりは、
公園や道路、庭木としても人気があります。
でも、ある人が、庭木にしてはダメだ
と言っていたのを思い出しました。

樹皮がはがれた後は、木肌がつるつるとして
猿が滑りそうなので、さるすべりと呼ぶのですが、
その滑るのが良くないらしいのです。

子供が木に登ると滑って危険だとか、
受験など運気が落ちるので、縁起が良くないとか。
また樹皮が人肌のようで、人の精気を吸うや
お寺の境内や墓地などにも多いので、
庭木としてイメージがよくないなど、
いろいろな理由を挙げています。

確かに樹木が大きくなりすぎることはあるでしょうが、
どれもこじつけのようですね。

最近では、皆さん、そんなことは全然気にしないで
庭に植えておられるところをよく見かけます。
存在感があるシンボルツリーとして見栄えがするのですね。

7月から9月の花の少ない夏から秋にかけて
長い間咲いています。
それで、百日紅と書くのですね。

これには、悲しい民話があります。

ある王子が生贄にされる娘を助けた後、
百日後に必ず戻ると村を離れ、
約束の日に戻ると娘は亡くなっていて、
墓の場所から一本の木が生え、
花が恋しい人を待つように百日間咲き続けたといいます。

あの赤や白、ピンクの花には
娘の純真な心が秘められているのですね。

花言葉には「雄弁」「饒舌」「あなたを信じる」や
「愛嬌」「不用意」「潔白」などがあります。

中国南部原産で、日本には江戸時代に
僧が持ち帰ったと言われています。

さるすべりは、小さな花の集合体を
枝の先に房のように咲かせます。
花はくしゃくしゃの花びらが付き、
付け根は糸状で、花の中心からしべが飛び出すようについています。
初め青い実は茶色から黒色に変わり、
11月ごろに実の先が裂けて、
中から羽のような種が風で飛んでいきます。

木肌を掻くとくすぐったそうに葉や花が揺れるので、
クスグリノキとも呼ばれています。
今度見かけたら、一度、くすぐってみましょう

本当に猿もすべった? さるすべり

つるつるの木肌 百日咲くサルスベリ 写真

つぶやき さるすべり


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