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リテピ花写039 不如帰でなく、杜鵑。鳥ではなく花 ホトトギス
初めて見たときは、なんと、面白い形の花か。
どうなっているのか興味津々でした。
名前を聞いて、えっ、鳥のホトトギス(不如帰)と同じ?
と思いました。
不如帰は、独特の鳴き声で、テッペンカケタカとか、
トッキョキョカキョクという風に鳴いているように聞こえます。
不如帰は古代中国語で、その鳴き声を表したものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1667467798446-CwoNgfCAAv.jpg?width=1200)
因みに有名な話で、
織田信長は、「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」
豊臣秀吉は、「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」
徳川家康は、「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」
と、それぞれの性格を表す言葉があります。
この中で、働き甲斐のある会社を作れるのは、
いろいろ工夫する秀吉。
信長は短気で、家康は待っていては何もできない。
理想のリーダーでないということです。
花のホトトギス(杜鵑)は、その独特斑点と形が興味を惹きます。
斑点が、不如帰の胸の斑点に似ていることから
ホトトギスと呼ばれます。
でも、あまり似ていませんね。
枝から枝に分かれて、たくさんのつぼみと花が咲き、
風にゆらゆらと揺れています。
枝分かれして、幾何学的に折れ曲がったような全体のフォルムが、
造形的にも面白く感じられます。
![](https://assets.st-note.com/img/1667467855026-hgQCjRFLxl.jpg?width=1200)
ホトトギスは、19種類ほどがあり、
日本、台湾、朝鮮などの東アジアが原産。
日本固有のものは10種もあり、それらは日本原産です。
日本では元禄時代から慕われ、
夏の終わりと秋の到来を告げる花として歌われました。
またの名を油点草(ユテンソウ)とも呼びます。
花言葉は、「永遠にあなたのもの」「秘めた意志」「永遠の若さ」。
意外といい意味なんですね。あやかりたい。
園芸種もあり、夏から晩秋にかけて咲きます。
でも、あまり見かけないのですね。
見かけたら、じっくり観察してみてはいかがでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1667467917928-JW2gn45ee0.jpg?width=1200)
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