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香りのよいカツラでも シナモンじゃないよ 愛は不変

まっすぐ伸びた樹形やハート形の葉の美しさ。
カツラは好きな木の一つです。

秋に落葉した落ち葉からはよい香りがします。
都会にに植えられたカツラには香りのしないものもあるそうです。

暑い日には木陰に吹くそよ風が心地よい

香りが出るので、香出(かづ)るが、カツラの名前の由来です。
庭木や街路樹のほか、材質が腐りにくく、耐久性があり、
その上、軽く、柔らかく、加工しやすく、狂いがないので、
建築、家具、鉛筆、碁盤、将棋盤などに使われます。
木彫にも使われたとか、いうことなしですね。

日本や中国、韓国に分布しており、
湿地を好み水際に自生するので、
木の下には必ず水源があるといわれています。

香りが良いので、
桂皮(シナモン)は、このカツラの皮のことかを思いました。
でも残念、違いました。
シナモンは、クスノキ科でカツラはカツラ科でした。
同じ桂を書くなんて、紛らわしい。

木陰の写真を見るだけでも涼しい

カツラの花言葉?は、「不変」。

戦前の1938年のメロドラマ「愛染カツラ」。
「花も嵐も踏み越えて~」カツラの巨木の下で誓った
身分の違う二人の愛は結ばれるのか?
第1回直木賞受賞者の川口松太郎が、
長野県上田市別所温泉の北向観音境内のカツラの巨木と
隣接する愛染明王堂に着想を得て、小説「愛染かつら」を書きあげ、
松竹で映画化されると、
主題歌「旅の夜風」とともに日本映画史上空前の大ヒット。
カツラの巨木は「愛染カツラ」と呼ばれ、
「縁結びの霊木」となっています。
愛は不変。いいですね。

愛が変わらないよう祈っております

カツラには、樹齢1000年以上のものなど、
日本全国に天然記念物がたくさんあります。
愛染カツラは、推定樹齢300年以上、樹高24m、
上田市指定天然記念物となっております。
一度訪れて、変わらぬ愛を確認し、
形の良いハート型の葉を写真に撮ってみたいですね。

つぶやき

ハート形の葉っぱ。変わらぬ愛のカツラ

ハートの葉っぱ 桂


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