見出し画像

英語学習のモチベーション

邦画を見た後必ず洋画をもう一本見てバランスを取ると言う変なこだわりがある。昨年の12月「ウルフ・オブ・ウォールストリート」を見た時、今まではそんな事無かったのに「なんか聞き取れんじゃん」と思った。よりによってなんで18禁の映画なんだよ。

とは言えTOEICのスコアはボロボロ。なぜならゆっくり時間をかければさすがに全文の意味が分かるが、制限時間内に大量の情報を処理するというペーパーテストの形式が自分に合わないから。

だがまあ中学高校浪人期とせっかく身に付けた英語。仕事でも海外のサイトを参考にすることはあるし、この際だから復習しようと最近簡単な中学英語の教材を買った。穴埋め形式の文法問題集ではなく、簡単な英語長文の中で言葉の意味も覚えるタイプの単語帳。

スマホで音声を聞いた後、ひたすらディクテーションを繰り返す。それを1日3長文行う。次第に耳が慣れ、音声が何を言っているか理解できるようになる。

そして学習を始めて5日ほど経った昨日、歌舞伎町にある外国人の方が多く集まるバーに行った。オーストラリアやアメリカなどといった国々から、観光や仕事でやって来た人々が談笑を繰り返す。結論から言うと、思った以上に言葉が出てくるのである。

コツは簡単。自分を賢く見せるために複雑な英文や高度な語彙を使わないで、なるべくシンプルに表現すること。海外の方は人見知りせずコミュニケーションを取るので逆に気を遣わなくて済むし、出身地や好きな音楽の話題をすれば大抵話が弾む。

Radioheadやblurも、誰もが聴いてるわけじゃないけど知名度はあるんだな。nujabesの海外人気はあるけど、想像よりもあんまfishmans知ってる人がいないな。など、音楽の知識がある程度あるので会話のネタには困らない。

音楽といえば、今まではどちらかというと邦楽ばかり聴いていた。スピッツやミスチルなど歌詞に比重が置かれた音楽から、作り手の人柄を想像することができるからだ。

だが英語学習を始めたことで徐々に歌詞の意味を理解したり、YouTubeで海外アーティストのインタビュー動画を見たりして、段々とデーモン・アルバーンやトム・ヨーク、デヴィッド・ボウイなどのパーソナルな部分が分かるようになっていった。ネイティブの発音に慣れれば慣れるほど、洋画を見たり洋楽を聴くことでより言葉が聞き取れるようになっていく。こうなるともう英語学習が楽しくてしょうがなくなる。

この記事を通して何が言いたかったかと言うと、カルチャー好きと自分の対人積極性が自分の身を助け、英語学習のモチベーションになっていると言う事だ。

苦手だったTOEICや難関私大(早慶上智)レベルの英文を、高速で大量に処理できるようになるのも時間の問題な気がする。でもわざわざ時間取ってそれだけのために学習しようとは思わない。なぜなら興味関心のベクトルは日常会話レベルのコミュニケーションにあるから。

最後にちょっとだけ興味深い話をして終わる。なぜか昨日の夜、頭の中で英語を使って物事を考える夢を見た。おそらく日本語とは別に、英語を使った思考回路が自分の頭の中に形成され始めたのだと思う。

おそらくオリジナル英語学習はこれからも続いていく。1年後2年後、自分がどのレベルまで英語を使いこなせるようになるかが楽しみだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?