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にわかオタクの本当の意味

社会人になってからここ数年のうちに、改めてやたら多趣味になった。

  • 音楽

  • お笑い

  • 映画鑑賞

  • 漫画

  • 読書

  • 街探索

  • 旅行

  • 英会話

  • バー巡り

  • 当事者会などのイベント参加

  • ファッション

  • note執筆

自分の特徴として、「どれも浅く広い」が挙げられる。好きなアーティスト・芸人・映画など枚挙に暇が無いが、敬愛するMr.Childrenのように「明日そのテーマでアメトーーク!に出ろ」と言われたとて「任せて下さい!」と即答できるほどの熱量は、さすがに全てに対して捧げられるワケじゃない。

その意味では相変わらずサブカルをファッションとして消費している部分を否定しきれないし、「にわかがしゃしゃり出るな」と言われてしまえばそれまでだ。

だが趣味だけでなく、仕事に関係あるかどうかはさておいて勉強対象として興味がある分野も星の数ほどある。

発達障害について誰よりも詳しくなりたいし、今後の日本社会がどうなっていくかを学問的見地から、統計ベースで正確に知りたいとも思う。仕事で使うITだってまだ解り足りない。バイリンガルと呼ばれるレベルで英語を使いこなしたい。
手始めに高校の全科目を一通り復習するなんてことをやり始める始末である。

もはや自分は、いわゆるカルチャーのみに興味があるオタクの域をとうに超えている。会社で受けさせられたストレングスファインダーの最上位の項目は「収集心」。森羅万象の知識のコレクターなのである。

しかし体が一つしかない以上、全ての分野のプロフェッショナルとして体系的に理解し切るのは限界がある。だからこそどうしても「ちょっとかじって次に行く」になってしまう。

だが以前の記事にも書いたように、その身につけた浅い知識ですら時に自分を助ける場合がある。

大学時代所属していた雑誌制作サークルがコロナ禍で紙媒体の発行ができなくなったタイミングで、「じゃあnoteやれば良いじゃん」という発想が出てきたのは、その頃Webマーケティングを若干ながら勉強していたからだ。

浅い知識だって、その点と点を繋げたら新しい発想が生まれるかもしれない。自分の会話のストライクゾーンを広げるかもしれない。

「だったらにわかと言われようが、知らないよりかは知ってた方が良いよね」なんて事に気づけた。オタクの真の意味とはこういう事で、にわかであることは決して悪いことじゃないのだ。

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