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【となり町観光】 月見山(神戸)

ぽっかりと空いた火曜日。
久々に、「となり町観光」に出かけた。

目的地は、月見山。

だいぶ前に通りかかった時から、ぜったいに好きな街だと思っていた。

それなのに、ずっと、この街に足を向けることはなかった。

お菓子箱の底に、大好きなあめ玉を残しておくような。
その時がくるまで、大切に心にしまっていた、とっておきの場所。

先日の火曜日。ついにその時がきた。

100円ショップで買い物を終えた後、ふと、「月見山に行こう」と思いついた。

月見山は、ぼくの大好きな詩人・竹中郁が住んでいた街。
(と記憶していて少し調べたが、あいにく確固たる情報は見つからなかったので、間違えていたら、ごめんなさい。)
たくさんの詩が、ここで生み出されたと思うと、ぼくにとって憧れの地である。

戻って、となり町観光。

月見山駅に行こうと思っていたのに、三ノ宮で乗り換えそびれて、降りたのは「須磨」。

あちゃちゃ。

でも、結果オーライ。
ホームに降りると目の前に海。

なんとも気持ちのいい駅である
改札を出たところ。こんな絵が描いてあったんだ。


そこから海岸に降りて、月見山駅を目指して、気の向くままに歩く。

10年近く前にお邪魔した、思い出のカフェ
お店の入り口。船首のフェンダーがかわいい。
海と川の境界線。ただし、それは常にうつろい、消えてはなくなる、存在しない線。
酒屋
コーヒーショップ。残念ながら閉業するようで、お店の中には、静かに椅子やテーブルが並んでいた。

2号線を渡り、少し東に進んだところで、路地に入る。

ドキドキと、胸が高鳴る。

さて、探検の始まりだ。

知らない街に迷い込む。

それは、ささやかなスリルと未知との出会いに満ちた、日常から足を踏み外した小さな冒険だ。

すてきな三叉路

曇りがちだった空に、太陽が顔を出し、街をじわりと光で包んでいく。

須磨寺駅周辺
石垣に直接店の名前を書くという男前スタイル
残念ながら興味を持っても電話は掛けられない仕様
生い茂った緑
段違い
見えた
須磨寺駅前の薬局
駅前
お寿司屋
商店
すてきなPOP
離宮通り沿いの教会

離宮道を渡ったら、月見山町。

月見山駅ももうすぐだ。

地面にはバラの絵
バラの道案内
離宮公園と駅を結ぶ
歴史
レンジ?
今ではなかなかお目にかかれない木の電柱
アパート
路地
ガレージ
ゲコゲコ

バラのマークを頼りに路地を進んでいくと、前触れもなく駅に出た。

月見山駅

しばし、立ち尽くす。

ああ、やっぱりいい駅だ。

周りの商店もいい。

豆腐屋
本屋
壁にはブタさん
仲間たちもいろいろ
ボタンをはめ込んだ壁
すてきである

さて、もちろん、喫茶店もあった。

それはそれは、すてきな喫茶店。

そのことはまた、ローカル喫茶店案内で書こう。

お楽しみに。

では、また。

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