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武漢市民の捨て身の訴えにじーんときたインタビュー動画★陳秋実

★失踪中の市民記者・陳秋実による最後のインタビュー動画がほぼドラマ★

封鎖直前の武漢に入り、封鎖中の街を取材していた市民記者・陳秋実さん。2月4日ライブ配信を最後に当局に連行され、ひと月たつ今も連絡が取れないままになってます。この最後の配信、武漢市民へのインタビュー動画がひたひたと胸を打たれる内容だったのでご紹介します。

【動画の概要】
・新型コロナウイルスで父を亡くした男性(仮名:明さん。動画右帽子)が陳秋実さん(動画左)のインタビューに答える形で、どのような経過で父がウイルスに感染し、治療を受け、亡くなったのか説明。

・明さんの父はもともと健康体だったが1月1日からメディカルチェックで入院していたところ、病院の防護対策が不十分で(すでに発熱患者が多く来院していた)感染し、結局新型コロナだと確認もされないまま1月末に死亡した。(Lita39注:医療品不足もあり1~2月初は多くの人が感染未確認のまま死亡し火葬を急がされていた。この時期の死亡者が公式統計に入っているかは明らかにされていない)

・「もし政府がいち早く感染拡大を明らかにし対策していれば、わけもわからないままあっという間に父や多くの市民が死ぬことはなかった」という、明さんの怒りと無念さがひしひし伝わる。

【Lita39がじーんときたところ】
・このころすでに公安にマークされていた陳秋実さん。明さんも動画に出演することで公安にマークされたら(というか、される)今後嫌がらせを受けるかもしれない不安定な立場になる。「それでも、俺はこの不正義を世間に伝える!」という明さんの捨て身の勇気にじーんときました

・その勇気はどこからくるのかというと、インタビュー中にわかるのですが、明さんのお父さんは長年とても苦労されて仕事仕事の人生だったんです。それがようやくゆったりとした老後を送れるという矢先に、防げるはずの病で亡くなった。そう、明さんは父の無念を晴らすためにも動画にでていたのです。家族愛です…

・明さんの目、とてもまっすぐで真剣ですよね。私はこの目に引き寄せられて「何者?」と思い動画をクリックしました。明さんはLita39とは意見の違うところもあるみたいですが、「みんなには客観的に考えてほしい、中国がめちゃくちゃになって結局大変なのは自分たち自身だと。責任を負う立場の者は責任を負うべきだ」と動画を締めくくっています。

以上、「市民記者・陳秋実による武漢市民のインタビューが、勇敢かつ家族愛に満ちててじーんときた」でした。

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陳秋実さん失踪についてはこちら【外部メディア】
https://mainichi.jp/articles/20200214/k00/00m/030/391000c



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