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優しく やわらかに 透明感を描く


私は、絵を見るのも描くのも大好きな子どもでした。
最初は、家にあった画集や絵本に興味がありました。

物心ついたころには、図書館や本屋さんは幼い頃から癒しの場所(心のオアシス)でした。

もちろん、お話を読むのも大好きでしたが、本のカバーイラストや挿絵を眺めては、どんなお話が広がっているのか想像したり、集めたりしていました。

そんな本の世界に誘ってくれる装画や挿絵の素晴らしさに癒され、魅了され、「装画を描きたい」「本を作る仲間になりたい」と漠然と考えて、絵の道に進むことに決めました。

短大を卒業後は絵本を作ったり、アーティストとして賞に応募したりしましたが、すぐには成果が出ませんでした。

それでも展示を続けているうちに、リピートしてくださるお客さんが増え、「あなたの絵の優しいところ、柔らかい色使いに、癒される」と言っていただけることが多くなりました。
それが今の私が描くキーワードに繋がっているのです。

絵を通じて誰かを癒すことができると実感し、とても嬉しかったです。

やがて子育てが始まり、私の世界は子どもを中心に回るようになりました。

仕事と子育てに追われ、絵を描く気持ちになれない日々が続きました。
そんな中、リフレッシュのために子どもを抱っこしながら再び救いを求めるように図書館や本屋さんに通いました。

育児の合間に本を読むことで、自分を癒し、幸せな気持ちを取り戻してぐんぐん自分が元気になっていくのを感じました。

その時、再び描くことへの情熱が湧き上がってきたのを感じました。

小さい頃に本の世界で感じたワクワク感や癒しを、今度は私のイラストレーションを描きたい。

今度は誰かを癒し、幸せな気分に満たせるようなイラストレーションを描きたい。

そう思い、今に至ります。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

ヒラヤマメグミ

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