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なんでもかんでも「知ればいい」ってわけではないんだな

 先日大型書店に行く機会がありました。時間の余裕があったので、普段読まないジャンルの本棚も眺めていた所、看護師さんが勉強するための専門書のコーナーにたどり着きました。

 看護師さんの専門書、本当にありとあらゆるジャンルの本があるんですね!私の経験した、甲状腺がんについての本もありました。へ~、甲状腺の本もあるんだ~なんてパラパラ見てみると、甲状腺の手術中と思われる写真がドカンと目に飛び込んできました!

 うわわわわ!!!!!!!…ぱたん。

「あ、甲状腺の手術中の写真だ」と認識してから、1秒以内にページを閉じました。私には、ちょっとリアルすぎました(笑)なんでもかんでも「知ればいい」ってもんでもないな~、と改めて感じました。

 このネット社会では、調べようと思ったらいくらでも、どこまででも調べることが可能ですよね。病気を告知されて、自分の病気についてどこまでも調べたくなってしまう気持ちもよくわかります。ただ、あくまでも「自分が受け止められる情報量で、前向きに治療に向かっていけるような方向の情報で」と意識して情報を交通整理していかないと、かえって不安が増したり、正しくない情報で気持ちが揺れたり…とマイナスの方向に進んでしまうことにもなりかねないな、と思いました。手術前に主治医から、「あまり調べない方がいいですよ。怖くなっちゃうので~」と言われてからは、意図的に自分の病気のことは調べないようにしました。聞きたいことは、自分の病状を一番把握してくれている主治医に聞くようにして、どうしても何か調べたくなった時には、「国立がん研究センター がん対策情報センター」のサイトを見に行っていました。

 あと、個人のブログやtwitterなどは、「あくまでもその人個人の主観」ということも忘れずにいないといけないな、とも思います。(もちろん、私のこの体験談も私個人の経験であり、全員に当てはまるものではありません。)これからも自分のキャパシティに合わせて、情報を取りにいきたいな~と思っています。


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