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フィードバックが「贈り物」として届いた話

研修生のゆき@埼玉です。8歳の息子と、5歳の娘がいます。

今月から少しづつ、「研修生おはなしデー」という、一般公開のおはなしデーではなく、リスママの聴き方を学んだ仲間から20分お話を聴かせてもらう練習を始めました。

20分お話を聴かせてもらえること、さらに、終わった後もメールのアンケートでのフィードバックに協力してもらえること。

本当に勉強になるし、ありがたいなあと感じています。

先日、20分お話を聴かせてもらったあと、終わりがけに話し手さんが、「どんなフィードバックがほしいとか、ありますか?」と私に聞いてくれました。

私は、「どんなものがほしい?何だろう?」と具体的な答えが見つからず、「辛口で!お願いします!!」と答え、話し手さんは「辛口で書くかどうかはわからないけれど…」と笑いながら応えてくれました。

私がほしいフィードバック?なんだろう…。って、わからないままだったのですが、ふと、ここに共通の理解があるのかも?思い当たり、「贈り物としてのフィードバック」という、リスナーのともみさんが学びをシェアしてくださった講座の録画※を最後まで観てみたんです。

※贈り物としてのフィードバック…リスナーともみちゃん(NVC認定トレーナー候補生)が、NVC認定トレーナー ミキ・カシュタンさんの講座にインスピレーションを得て、リスママの学び仲間に、聴く練習の際や日常生活の中での効果的なフィードバックの仕方について、シェアしてくれたもので、学び仲間の中で録画動画がシェアされています。

その内容は、「フィードバックは評価判断ではなく、自分の感覚や体験を情報として伝えることで、フィードバックを受ける人の学びの促進に貢献できること」 や、「フィードバックが相手への成長や応援のためであること」「フィードバックを受け取れると思えないときにはどうすればいいか」など、わかりやすい言葉で、具体的なステップも学べる、ここでは書ききれないとても充実した内容でした。

そもそも、ただ辛辣なだけの非難や批判や過去の痛みの吐露はフィードバックではないことや、その人を生かすためのフィードバックであるという意図や、安全なフィードバックのためにできることを、皆の共通理解になったら素敵だね。という講座の様子が、私の安心につながっていきました。

リスママの聴く学び仲間はすごいなーと思って動画を見ていたら、その講座の終盤、質問タイムに、さっきの話し手さんが手を挙げて、「研修生おはなしデーではどんなふうなフィードバックのしかたがあるでしょうか?」って、質問してくれていたんです。

私はびっくり。

「さっきの話し手さんは、よりよいフィードバックの仕方をここで質問して、学びから得た自分にできることを、私に還元してくれたんだ!」

分かち合いや学びのエネルギーが、私のことを思って、選んで、包んでくれた「贈り物」になって届いていたんだな、と、嬉しくあたたかい気持ちになりました。

単純ですが、それ以来、フィードバックを嬉しく応援として受け取れるようになりました。

辛口のフィードバックも、スパイシーな美味しさや成長への冒険のように味わうことができるし、甘口をいただいたとしても、腹ペコの子どものように素直にもぐもぐ完食して愛に満たされて、栄養にできそうです。

今まで、私の解釈でフィードバックを成長の種として受け取れず、一喜一憂したり、憂いから結構な期間、浮上できない時もあった自分が恥ずかしくもあるし、これからも、それがないとも言い切れないけれど、そんな時にできる選択があることや、受け取りたいけれど痛みがあるときも、自己共感のプロセスを経て、栄養として吸収できる希望があることも学んだし、経験を経て実感しつつもあります。

助けてもらいたいときは聴くことで自己共感を手伝ってくれる仲間もいて、心強く思います。

私も、聴くことも、フィードバックも、相手が受け取りやすいように言語化できるようになって、貢献できるようになりたいなと思います。

(2022年2月3日の記事より)



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■NPO法人リスニングママ・プロジェクトHP
https://lis-mom.jimdofree.com/


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