黄金をめぐる冒険①|小説に挑む#1
晴れた日の午後だった。『炒飯』から連絡が来た。
「お久しぶりでございます。急なご連絡となり申し訳ありません。
この度は『炒飯』を代表いたしましてあなた様にご連絡した次第です。決して怪しい勧誘や申し入れではございません。
ただ、あなた様に至急お願いがございますゆえ、お電話差し上げた所存です」
『炒飯』を代表いたしましてだって?
どうして僕に『炒飯』なんかから連絡が来るんだ?
それに『炒飯』とは何のことだ?
僕は受話器を片手に困惑した心持で呆気に取られていた。
これはおそら