老け見えする・しない・・分かれ道は?
今年の夏はあんなに暑かったのに、季節はすっかり秋!
朝晩めっきり寒くなってきました。
外気が下がり、空気も乾燥してくると、自分のお肌が夏と変わってきたことを自覚される方も多いかと思います。
私も、皮脂の出方が減った分、夏は殆ど感じなかった微妙な突っ張り感が出ています。プラスαのお手入れが必要な時期ですよね。
◇マスク生活が老け見えを助長
さて、今年新型コロナウイルス予防のために、外出の際はマスク着用が常識となり、顔の半分はマスクに覆われているため、ほとんどメイク無し、ちょっと近所までのお出かけなら、日焼け止めも塗らずにすっぴんにマスクで!という方も多かったのではないでしょうか。
会議やセミナーもオンラインが当たり前になりましたが、
さすがにオンラインではマスク着用の必要がないので、全顔をOPENしますよね。
そんな時、
気づきませんでしたか?
自分の顔の変化。
輪郭に変化はありませんか?
丸顔気味の方は四角に、
逆三角形や卵型の方は長方形に、
下膨れの方はさらに下幅の長い台形に。
目尻の位置、
口角の位置、
マスクを毎日つけることのなかった頃と比べて、
昨年の同じ時期と比べて、いかがでしょうか?
下がっていませんか?
◇鍵をにぎるのは表情筋
人は誰かに見られる時、対面で話をするとき、
相手に好印象をもってもらえるように意識します。
言葉だけでは冷たく、機械的に受け取られて、良好な関係を気づきにくいため、目や口元で表情をつくって、より効果的に、自分の意志が正確に伝わるようにします。
このときに使われているのが表情筋です。
でも、マスク着用での会話が必須となっている今、
顔の半分以上が相手には見えないので、それを今までのように意識することは少なくなりました。
表情筋は体の筋肉とは違い、両端が骨とくっついて身体を動かすのではなく、一端、もしくは両端が皮膚と直接くっついて顔の表情をつくります。
でも、通常でも3割程度しか動かせていないと言われる表情筋です。
コロナ禍でマスクを着用したことで、表情筋はますます使われず収縮力を減退させてこわばってしまっているのです。
表情筋の動きが悪くなると、顔は無表情がちとなり、不機嫌に見えます。
笑顔だと可愛らしく、魅力的でだんぜん若々しく見えますよね。
でも、無表情だと逆に何歳も老け見えしてしまいます。
印象だけならまだしも、実際に筋肉が衰えてしまうので、たるみが生じ下に下がるため顔の輪郭が変わってきてしまうので、
「あれ?! なんだか老けた?」
と感じてしまう原因の一つと言えるのです。
◇秋は見た目の年齢の上がる季節
そして、老け見えの原因となるのが、もう一つ!
それは、
夏の強力な紫外線の影響です。
人は毎年一つずつ年齢を重ね、それとともにだんだんと自分の細胞を正しくコピーする能力や、体中の細胞の新陳代謝も落ちて全体的に老化していきます。
しかし、老化のスピードは同じ年齢の方でもかなり違いがあります。
「同じ年なのに、私と比べてすごく若々しい!」
そう思ったことは誰しもあると思います。
要因は様々で一つだけではありませんが、
大きな要因となるのは「活性酸素」です。
ストレスや喫煙などでも大量発生する活性酸素ですが、紫外線を浴びることでも体の中で大量に発生します。
活性酸素は細胞を錆びさせて、病気を引き起こしたり、肌の奥の部分、真皮層に大きなダメージを与えて、ハリの減退、たるみの発生、深いシワなどの要因になります。
また、紫外線から体の内部を守るために皮膚の最外層の角質を厚くしますので、皮膚の色は灰色にくすみ、水分も奪われてカサカサ、艶のない老け顔をつくってしまうのです。
肌は季節を後追いすると言われますので、季節が変わる頃、夏の紫外線のダメージが肌に目で見える形となって現れてきます。
「人は秋に見た目年齢を上げる」と言われるのはこのためです。
◇老け見えの上書きは絶対阻止!実年齢に逆行するお手入れを。
このあと、このまま老け見えしたまま更に老けの上書きをしていくのか、それとも、ここで食い止めるだけでなく、逆に肌の若さを取り戻していくかは
初秋のお手入れ次第です。
ここで、角質のコントロールと保湿のケア、合わせて、表情筋の刺激を加えていくことで、肌のコンディションと見え方は自分でも驚くほど変化していきます。
来年の夏、
「前より若くなってない?」と言われる自分になるために、
今のお手入れを大事にしてくださいね。