SDGs時代の問題解決アプローチ 8
今回のキーワードは、「視点をポジティブに」である。
事例10 マザーテルサ
今回の事例は、「マザーテレサ 『戦争反対』に反対」
マザーテレサがワシントンDCを訪問することを聞いた活動家は、マザーテレサの予定を調べ、マザーの前に立ってお願いをすることができました。
「マザー、マザー、私たちは明日、ワシントンDCを埋め尽くすように人々を集め、戦争反対の集会をします。そのための行進で、マザーに先頭を歩いてほしいのです。戦争反対を訴えるための活動です。お願いします」
そして、「もちろんです。喜んで」という返事を期待し待ってました。
すると、マザーは活動家の目をしっかり見ながら、こう言ったのです。
「しません。」
「え?」
活動家は信じられないという表情を浮かべながら呆然とします。そんな活動家に対して、マザーが言葉を続けます。
「息子よ、私は「戦争反対」という行進の先頭には立ちません。しかし・・・」
「しかし?」
「もしその行進が、「平和のため」であるのならば、私は喜んで先頭に立って、皆さんと共に歩きます」
ネガティブな部分を単に否定するデモ行進ではなく、ポジティブな視点にフリップして、新たな具体的な解決法でアクションできる可能性が広がりますね。PD視点の例と言えます。
下記のニュースレターからも同様の内容が読めます。
SDGs時代の問題解決アプローチ (theletter.jp)
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