ポルトガル元在住者がリピートしたごはん屋さん14選@リスボン・ポルト
新しい店への開拓精神が強すぎて、めったにお店をリピートしない私が、
リスボンに住んでいた1年弱(2022-2023)で、リピートするほど(数回〜10回以上)気に入ったごはん・甘いもの・レストランのまとめ。
私(当時学生)が気負わずリピートできた低〜中価格帯のお店のみ。
※お店や価格の情報は2022~2023年現在
レストラン
※オーダーする前に
ポルトガル料理、パクチーが入っていがちなので、苦手ならパクチー抜き「Sem coentro(セン コエントロ)」と伝える。
🍽Sinal Velmerho の Carne de porco à alentejana
この味を覚えて作れるようになりたいと思って、帰国前のリスボンでの最後の晩餐にチョイスした!くらい気に入ったごはん、Carne de porco à alentejana(豚肉のアレンテージョ風)。
ヨーロッパには珍しい肉×魚の出汁の二刀流、それに加えて豚肉とあさりというありそうでなかった組み合わせに感激。ポテトに出汁がしみてるのも最高。
サービスもいい。店員さんが愛想良くて親切。通し営業だから変な時間に行けるのもありがたい。
ごはんは、他、Arroz de marisco(海鮮のトマト雑炊的なもの)など、全部美味しかった。
デザートは、甘すぎてあまり好みじゃなかった。物によるかもしれないけど。
量は、前菜なしなら、女性でも一人一皿いけるくらい。味付けは、お酒なしでちょうどいい塩加減で、家庭的。
🍽Granja velha
学食や安ご飯屋でハズレを引きまくり、ポルトガル料理にトラウマすら覚え始めていた頃、ポルトガル料理普通に美味しいじゃん…?と気づくきっかけとなった、マイ救世主的レストラン。
個人的には魚系がおすすめ。お肉は特筆すべき点なし、って感じの味。
多分、ランチ(日替わり?)は適正量なんだけど、ディナーのアラカルトは量がバグってるので、2~3皿/4人、くらいの塩梅でシェアしないと厳しいと感じた。
味付けは、お酒なしでもちょうどいい塩加減。
🥪CongaのBifana★ポルトのみ
Bifana=肉のサンドイッチ。ポルトガルのファストフード。
このBifanaの最高なところは、なんといっても薄切り肉。薄切り肉は、ヨーロッパで、しかもアジアン系でもないご飯屋さんではまずお目にかかれない激レア食材なので、もう薄切り肉というだけでプライスレス。この薄切り肉と、ピリ辛の味付けと、かたくもなく、かといってやわらかすぎないパンの相性が最高。
好きすぎて、食べ比べ大好きなわたしが、他店のBifanaに対する興味を失い、Bifana = Congaになっていた。ポルト行く度に食べてた。もはやこのためだけにでもポルトに行きたいレベルだった。(シンプルに薄切り肉に飢えていたという説はある。)
ガツンと厚めの肉の塊が入ったBifanaを食らいたい人には物足りないかも。
甘いもの:パステル・デ・ナタ(=ナタ、エッグタルト)
ポルトガルといえば!のパステル・デ・ナタ(直訳:クリームパイ)(香港のものと思っている人もいるが、元はポルトガル)(日本ではエッグタルトと呼ばれている)。
10店舗のナタは食べたと思うけど、その中でリピしたのが以下の2つ。ミルクチョコなどを甘すぎると感じてしまう舌なので、砂糖を2倍に煮詰めたかのような甘さのポルトガル菓子は全般苦手なんだけど、こちらの2店舗のナタは比較的甘さ控えめだと感じた。
🥧Pastéis de Belémのナタ
1番老舗。1番有名。結局1番美味かった。
ポルトガルの人たちは、一般的なパステル・デ・ナタ ;Pastéis de Nata と区別して、このお店のものを、パステル・デ・ベレン ;Pastéis de Belém と呼ぶらしい。それほど別格感のある、殿堂入りナタ。
常に混んでいるが、回転は良く、出来立てほやほやがいつでも食べられる。
皮は薄くて、パリパリ通り越してバリバリ。クリームはあったかくてとろとろ。
甘さは、他店のナタに比べると最も控えめといえる。友達(ブラジル人)は、ここのナタは甘さが足りず物足りないと言っていた。※あくまでポルトガル比
🥧Fabrica da nataのナタ ★ポルトにもある
チェーン店。ベレンのものよりも甘い。外側の生地はバターが効いていて、クロワッサンのような風味とサクサク感がある。混んでいる店だと、次々に新しいものが焼けてくるので、出来立てのふわサク感がより楽しめる。ポルトには1店舗しかないので、特に回転がいいと思う。
甘いもの:ジェラート
ポルトガルのジェラートは、色がヤバめの、着色料たくさん使ってまーす!!みたいな店を選ばなければ、基本レベル高めだと思う。もったりしたアイスクリームじゃなくて、ちゃんとジェラートで、軽い。夏に食べてもしんどくないやつ。イタリアの本場のに比べると味の濃厚さは劣るけど、十分美味しい。(個人的に果物フレーバーにあまり興味がなく、ナッツ系の味ばかり食べていたので、紹介した店の果物フレーバーのおいしさについては言及していません。)
🍨Gelato Daverro のジェラート
みたこともないようなフレーバーがたくさんあって楽しい。3フレーバーで3€くらいのお手頃価格もうれしい。
結局よくリピしたのはダークチョコ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツのごく定番フレーバー。塩キャラメルもおいしかったけど、やっぱりジェラートの良さはナッツが一番感じられる気がする!
地味に気に入ったのはティラミスフレーバー。どのジェラート屋よりも本当のティラミスの味がした(あのふわふわの、コーヒーのつかっているビスキュイが本当に入ってる)
何店舗かあるが、Santos本店は店内が広々していて、休憩にも使えるのがありがたい。
🍨Alice gelatoのピスタチオジェラート
2店舗ある。ピスタチオの粒がそのまま入ってる!濃厚さはそこまでないけど、素朴で、唯一無二の独特さがあった。2フレーバーで3€くらい。
🍨Nannanellaのジェラート
百貨店(El corte ingles)にも出店している人気ジェラート屋。
限定のフレーバーがたくさんあって楽しいし、3フレーバーで3€くらいなのもうれしい。(限定のアーモンド味は日本人のわたしからすると全くアーモンドじゃなくて残念だった。たぶんポルトガル人は、リキュールのアマレット味のことアーモンドって言ってる。)
定番のピスタチオは、塩気があるタイプで美味。
🍨Santiniのジェラート ★ポルトにもある
ポルトガルのチェーン店。美味しいんだけど、他のリピしてる店よりちょっとお高い(2フレーバーで4~5€くらい)ので、周りに他がなかった時に仕方なくチョイスしてた。笑
🍨Cremosiのナッツ系ジェラート ★ポルトのみ
ナッツ系のジェラートがとにかくナッツで旨い。ピスタチオもヘーゼルナッツも、めちゃくちゃナッツ。ポルトのジェラートならここがオススメ。
番外編:在住者にオススメ
日本には普通にある趣なので、日本から数日の旅行に来ている人がわざわざ行くほどではないかもしれないけど、ポルトガルではレア度高めのお店まとめ。
🥖Glebaのハードパン
何店舗かある。粉の味がしっかりして美味しい。日本にあったとしても流行り得る。
🥐Baguettes & Cornetsのデニッシュパン
ポルトガルには珍しい、デニッシュパンがデニッシュパン然としている、こじんまりした可愛いお店。店員さんの感じもよい。
☕️Padaria Portuguesa Príncipe Real店
チェーン店なので何店舗か行ったけど、ここがいちばん落ち着く店内、作業に◎
🥪Choupana Caffé のtosta mista
なんの変哲もないホットサンドだけど、なんか美味しい。日本のなんの変哲もないカフェでも出てきそうな味で、妙に安心する。ただサイズはめっちゃデカくて、軽食だと思って頼むとしんどい。
ちなみに、アイスコーヒー文化がないポルトガルでは、『galãoに氷を入れて』と頼むとアイスカフェオレになるけど、ここChoupana Caffé では、おそらく温かいgalãoと作り方変えてくれてて、ただ氷を入れてるだけの他の店のより断然美味しい!
まとめ
他にも気に入ったお店はあるんだけど、敢えてリピートしたお店にしぼってまとめてみました。
ポルトガルに行く機会がある方は参考にしてみて下さると大変嬉しいです。
気が向いたらリピートしなかったけど良かったやつか、ご飯系以外もやる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?