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L is Bではじめての産休育休取得者に聞く。ベンチャーでの育児と仕事の両立のコツ

出産や育児とキャリアの両立。今も昔も多くの人がこのテーマに直面し、頭を悩ませ、自分なりのやり方を見つけてきました。当社のDXコンサルティング部で活躍している藤井さんもその一人です。

L is Bではじめて産休と育休を取得し出産から1年足らずで復帰した彼女は、持ち前の明るさと思い切りの良さを活かしつつ、育児と仕事を両立されています。今回はそんな藤井さんにインタビュー。産休育休中のあれこれや、子育てと仕事の両立のコツを朗らかな笑顔を見せながら話してくれました。


新しい可能性を探るためにL is Bに入社

――藤井さんといえば、すごくいろいろなことに挑戦されている印象です。改めてこれまでのご経歴とL is Bでの業務内容を教えてください。

前職はゲーム会社に勤めていました。キャラクターデザインや背景デザインが主な業務で、黙々とイラストを描く日々を送っていました。L is B入社後はイラスト以外の分野にも幅広く関わらせていただき、営業資料のデザインを中心に、UIデザインやWebデザイン、マーケティングにも取り組んできました。現在はDXコンサルティング部でコンサル業務に携わっています。

――本当に幅広く携わられているんですね!最初は業務委託でL is Bに関わり始めたとのことですが、入社までの経緯を教えていただけますか?

もともとイラストを描くのが好きで、好きなことを仕事にできる会社に就職してそれなりに満足していました。並行してフリーランスとしても他社ゲームのキャラクターデザインをしたり、L is Bの「Feel on!」というアプリのイラストを描かせていただいたりと結構忙しくしていた記憶があります。そんなとき、会社の業績が悪化して存続が危ぶまれる状況になったんです。そこで次のキャリアを考えたのですが、今後もゲーム業界でイラストを描き続けるか、それとも他の分野に挑戦して自分の視野を広げるのか、決めきれずにいました。

そのタイミングで、たまたま代表の横井さんから「L is Bに来ませんか」と声をかけていただきました。取締役の城戸さんとお会いして業務の話を聞いたり相談に乗っていただいたりしつつ、じっくり考えて入社を決めました。

当時、L is Bは自分が全く知らない分野に挑戦していて面白そうだなと思っていたんですよね。委託で関わった「Feel on!」アプリも"Twitterのツイートを感情解析してイラストを表示し、タイムラインをコミック風表示にする”というもので、本当に未知の世界でした。ここなら自分のスキルを活かしながら新しいことを学べるのではと考えて、入社を決めました。

温かく見送られて入った産休・育休期間

――そして実際に新しい業務に挑戦されてきたわけですね。藤井さんはL is Bではじめて産休育休を取得されましたが、取得にあたって不安などはありませんでしたか?

実はL is Bに入社した当初から、子育て願望があることは社長を含めた周囲に伝えていたんです。なので産休育休に関しては同意を得られていたのと、男女問わず応援していただいていたので休暇取得に不安はありませんでした。また、子育て経験のある方や、最近子どもが産まれたばかりの男性社員がいた事も安心材料の一つだったかもしれません。

休み時間に家事育児のコツについて話したり、社内チャットでは「先日産まれました!」と写真付きで投稿があったりと、この空気感のおかげで後ろめたさみたいなものも感じませんでした。

――たしかに子育てを応援する空気感は強いかもしれません。産休前にかけられた印象的な言葉などがあれば教えてください。

横井さんから直接「戻ってくるのを待ってるよ。席はずっと残しておくからね」と言っていただいたのはとてもありがたかったです。

同僚たちも温かい言葉をかけてくれました。「明日から産休に入ります」という連絡をいつ社内チャットに送るか迷い尽くした末に、業務中に送っちゃったんですよね。すると、みんな仕事中にも関わらず返信をくれたのもすごくうれしかったです。

あと私はつわりがひどく、10kgくらい痩せてしまい、点滴生活だった時期がありました。ただ、そのときは一部の方にしか妊娠を知らせていない状態だったんです。そんななかでも、休みがちの私をフォローしてくれたり、積極的に休みを取るように促してくれたことが本当に助かりました。

――産休前から大変だったんですね…

そうなんです。むしろつわりがひどかった分、産休前の方が大変だったかもしれません。

産休に入ってからは、「わーい!ご飯おいしい!」という気持ちでした。ただ、楽な体勢がないのは唯一しんどかったです。座っても立っても寝転がってもキツいんですよね。ちょうどコロナで緊急事態宣言が出ていたタイミングだったので外に散歩に行くこともはばかられて、ずっとゲームをしていました。

子どもが生まれてからは忙しくて記憶がないくらいなので、今思うと産休は、つかの間の休息でした。

コロナ禍での外出自粛や、夫婦ともに実家から遠いこともあり夫婦2人と子どもだけで孤立したかのように過ごすことになったので本当に大変でした。何が正解なのかもわからないなか、模索しながらなんとか子どもを見ていました。

というのも、本来であれば母親学級として沐浴の練習やミルクをあげる練習を事前にすると思うんですが、そういったものがすべてコロナで中止になっていました。産後の入院中も助産師さんとの接触を最低限にするため、ミルクのあげ方以外はすべて紙と動画の案内のみで、本当に何もわからなくて。気が気じゃありませんでした。

テクノロジーやツールを活用するのが両立のコツ

――母親学級などにもコロナウイルスの影響はあったんですね。そうした困難を乗り越え、復帰後のL is Bでの仕事はどうでしたか?

復帰と同時に現在のDXコンサルティング部に配属になりました。コンサル経験がなかったのでまずは業務をキャッチアップするところから始めました。これまでと同じように、わからないことはわからないと素直に認め、人に教えてもらいつつ、自分のできることを活かしながら一つひとつ業務に取り組んでいます。

一方で、子どもの体調不良でお休みをいただく頻度が高くなってしまうので、スケジュール管理は難しくなりました。コロナ禍以降L is Bでもリモート勤務できるようになったので、家で育児しながら仕事できるんじゃないかと思って一度やってみたんです。結果はやはり厳しかったですね。

ただ、上司にあたる部長とリーダーは二人ともお子さんがいらっしゃる方なのもあってか、「子どもが小さいときはそんなもんだから大丈夫」と急な休みも承認してくれたり、突発的な休みが発生する前提で業務を割り振ってくれるので、その部分はすごく助かっています。

――似た経験のある方が周囲にいると理解を得やすくて助かりますよね。育児と仕事の両立にあたって工夫されていることがあれば教えてください。

仕事でも家でも、文明の利器を最大限活用して、手早く済ませられることはとにかく手早く済ませるようにしています。

家では食洗器はもちろん、SwitchBotやSiriなどを活用しています。一つひとつは小さな便利機能でもそれが蓄積されることで、時間やストレスを大きく削減できています。特にSwitchBotはすっごく便利で、玄関からリビングの電気を消すこともできますし、手放しでエアコンのオンオフもできます。

仕事でも同じようにたくさんの機能を活用しています。L is B自体がチャットボットやAIを提供しているのもありますし、DXコンサルティング部では新しい技術を使って業務をどんどん時短しようという空気ができています。

例えば、最近話題のChatGPTでは長い文章を要約してもらったり会議の要点をあらかじめ考えてもらったりと、様々な面で活用しています。

また、部長が開発知識がある方なのも影響していると思います。業務上の課題はチームメンバー自らアプリを開発して解決できるよう、部長直々にノーコードツールの講習会を開いてくれたりします。スマホから簡単に日報をまとめられるアプリを、入社して1ヶ月のメンバーがノーコードツールで作成していて驚きました。

とにかく仕事でも家でも、課題を解決してスムーズに物事を終わらせることを意識しています。

――ツールをすごく活用されているんですね。では藤井さんがこれからやっていきたいことを教えてください。

まずお客さまに今以上によい提案をできるようにすることです。そして、私もアプリを作れるようになりたいです。お客さまに納品するものを作るのは難しいと思うんですが、自分の課題を解決するアプリを自分の力で作ってみようと思っています。

今実際に作っているのは、日用品の買い出しを管理するアプリです。現在は足りないものをキッチンのホワイトボードに書き出しているんですが、お店に行くと何が必要なのか忘れてしまったり、夫と私が同じものを買ってきてしまったりすることがあります。

これを防ぐために、何がいくつ必要なのか、どちらが買うのかを管理できる機能を実装したいと思っています。進捗はまだ2割程度ですが、少しずつ完成に近づいていてとてもワクワクしています。

DXコンサルティング本部 DXコンサルティング部 藤井さん

――それはたしかに便利ですね!使いたい人もたくさんいる気がします。最後に、子育て世代でベンチャー企業に飛び込むのを不安に思っている方に一言お願いします。

本人に両立する気持ちがあれば、子育てをしながらベンチャーで働くことはできます!ですかね。みなさんのおかげで私もなんとかやれていますし、きっと気持ちがあればできるので、勇気を持って入ってきてくれたらうれしいです。



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