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小さすぎるのと、あまりに大きいの。プラのこと|テーマ:プラスチックフリージュライ



◎まずは小さすぎる方から

手縫いボタンつけ用の糸。

ごみ拾いやコンポストをしていると
細かなひもやホコリの中にもプラスチックが混ざっています。

「これも生分解しないんだよなあ、
しかもまんまマイクロプラスチックやーい」


もし外でボタンが取れたら糸も一緒に地面に落ちると想像するとね、
リネンやコットンの糸を選んでいた。
自分で書きながら笑えるくらい小さいことだけれど
気になるからしょうがない🙌

針と糸はチクチクとお直ししながら
服やバッグに長生きしていただくためのお供🧵

この生成りの糸は当時某ユザワ○さんで新品を買ったけれど、
もしいま新たに糸が必要になったら
どなたかの裁縫箱で余っている糸を
譲っていただけるように探します。
(ここ重要)

◎ あまりに大きい、プラ


わたしが動物のお肉を食べなくなった理由を
訊ねてくれる方々に説明すると
畜産の話が先だつパターンが多くなります。

すると途中で
「じゃあ魚は!?魚介は良いよね??」
と聞かれることも少なくないです🐠


魚の体も肉は肉、という前提はさておき、

今日時点のわたしの回答は

・”良いかどうか”は本人にとっての真実なので
「良いorダメ」はわたしが決めることじゃないよ〜


その上で、


・わたしにとってはもう「迷いなくナシ」

理由のひとつは
漁業関連の海洋プラスチックごみの割合の高さ。

〈太平洋ゴミベルト〉のうち46%が漁網*で、
クジラやウミガメ…様々な生物が漁網に絡まってしまう。
ケガをしたり、身動きが取れないがため、
あるいは呑み込んだがために
命を落とす彼らの画像/動画は珍しくなくなった。

これ、実際に海岸を歩いてみたら実感する。
漁網をはじめ漁業関連のプラスチック製品の多さを。

いわゆるリゾートビーチではプラごみって、
ドリンクやフードの使い捨て容器や
ビーチサンダルやレジャー関連の遊び道具だったりしますが…

わたしの故郷、北海道の太平洋側には贅沢なことにほとんど無人の海岸がたくさん、あります。
リゾートなビーチとはかなり異なる景色。

独特の砂の黒さの上にライトグリーンやブルーの網、
黄色やすすけた赤っぽい色の浮き玉が目立つ。

ある日のそれはとてもひとりで拾える量じゃなく、
怪力でかき集めてもトラックが必要な量になるのは一見して明らか🚛🚛🚛

…と、そんなわけです🙏

今わたしがここに書いたことって、珍しいことでもな〜〜んでもなくて。
あっという間に世界の常識になってきていますよね。

海の生き物を食することや飲み水を介し、
陸上のわたし達も、クレジットカード1枚分のプラスチック片を身体にためこんでいる話はマスメディアですら(意味深?)報道するようになった。

今回はテーマ〈 #フ ゚ラスチックフリージュライ〉にちなんでごみの話に絞ったけれど、 いつか養殖含めて別視点からも漁業についてシェアするつもりです。


世界の大きな流れを感じ、学び話し書いているとき

いつも心には故郷の人々の顔がうかびます。
あたらしい地球にフィットするよう、
産業のシフトをお手伝いする仕事がしたいな。


*参考:
太平洋ゴミベルト、46%が漁網、規模は最大16倍に
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/032600132/?P=2

“プラスチックのゴミによって窒息したり傷を負ったりする海洋哺乳類は、毎年10万頭に上ると推定されている。”

(2018年3月とちょっと前の記事ですがご参考になるかと)

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